[ ICT ]
(2019/5/9 11:30)
【上海、香港=ロイター時事】中国のインターネット大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)は8日、韓国の人気ゲーム「プレイヤーアンノウンズ・バトルグラウンズ(PUBG)」の中国国内での試験配信を中止することを明らかにした。
同社は、1年以上前からPUBGの有料配信の認可取得を目指してきた。暴力的なコンテンツを禁じる中国の厳格な規制に合わせてゲームの内容も修正したが、現在も認可は得られていない。
PUBGのユーザーは、反テロをテーマとする愛国的なゲーム「ゲーム・フォー・ピース」に移管する。ゲーム・フォー・ピースは4月に有料配信の認可を得た。
チャイナ・ルネサンスのアナリストは「PUBGモバイルは、中国国内のアクティブユーザーが1日平均7000万人前後だ。ゲーム・フォー・ピースは、年間収入が80億~100億元(11億8000万-14億8000万ドル)に達する可能性がある」との見方を示した。
IHSマークイットのゲーム担当アナリストは、ユーザーのレビューによると、ゲーム・フォー・ピースはPUBGに酷似しているとし、「内容はほぼ同じだ」と述べた。テンセントは「全くの別のジャンルのゲームだ」とコメントしている。
(2019/5/9 11:30)