[ 金融・商況 ]
(2019/5/16 07:00)
【ニューヨーク=時事】米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが、インターネット通販最大手のアマゾン・ドット・コム株を初めて大量取得したことが15日、米証券取引委員会(SEC)に提出された報告書で明らかになった。今年3月末時点で48万3300株を取得。投資額は約8億6000万ドル(約940億円)に上る。
バフェット氏は「実体のよく分からないものには投資しない」との投資哲学で知られ、IT関連株への投資には消極的だった。しかし、16年1~3月期からアップル株への投資を開始。今年3月末時点で、アップル株を約2億5000万株(約470億ドル相当)保有している。
アマゾン株は値がさ株だが、バフェット氏は4日開催の株主総会で「(企業価値に対して割安な株に投資する)バリュー投資だ」と強調していた。
(2019/5/16 07:00)