[ ICT ]
(2019/6/27 05:00)
【上海=時事】中国・上海で26日、アジア最大規模の通信機器見本市、モバイル・ワールド・コングレス(MWC)が開幕した。米政府の制裁で苦境に陥った中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は、一部の国で本格運用が始まった第5世代通信(5G)の最新技術を披露。胡厚崑副会長は記者会見で「今のところファーウェイの5G(関連製品)は制裁の影響を全く受けていない。完全な契約の履行を保証する」と強調した。
同社によると、これまでに世界中で交わした5G関連契約は50件、出荷した基地局は15万台超に達した。出荷台数は年末までに50万台に達する見通しだという。
米政府は先月、米企業とファーウェイの取引を原則禁止。同社は米国製半導体やソフトなどの調達に支障が出ている。
同副会長は「日本からの部品供給には影響は出ていない」と言明。「日本企業との取引はコンプライアンスを満たしている。将来の協力についても十分自信を持っている」と述べた。
(2019/6/27 05:00)