【電子版】VWとフォードが提携拡大 自動運転・EVでも連携

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  会見するフォードのハケットCEO(右)とVWのディース会長（12日、ニューヨーク＝ブルームバーグ）

VWはアルゴAIに2800億円出資

【フランクフルト、ニューヨーク＝時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン（VW）と米フォード・モーターは12日、両社の提携関係を自動運転や電気自動車（EV）の分野に拡大することで合意したと発表した。激化する自動運転車の開発競争やEVへの急速なシフトに同業他社との提携という形で対応し、生き残りを図る。

　VWは、フォード傘下で自動運転車開発を手掛ける「アルゴAI」に26億ドル（約2800億円）を出資。一方、フォードは、VWからEV車体の供給を受け、2023年にも新型EVを投入する。

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  会見場前に登場したアルゴAIの自動運転車（7月12日、ニューヨーク＝ブルームバーグ）

　両社は1月に商用車分野での提携を発表。提携拡大を模索していた。ただ、株式の相互保有はしない。

　7月12日にニューヨークで会見したフォードのハケット最高経営責任者（CEO）は「両社は独立した企業として市場での競争関係を維持する」と説明。VWのディース会長は「他の分野でも協力を探る」と強調した。