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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/7/31 18:30)
【フランクフルト=時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正事件を捜査している独検察当局は31日、VWの高級車子会社アウディのシュタドラー前会長を詐欺などの罪で起訴したと発表した。
2015年9月に発覚したVWの排ガス不正では、当時の経営トップだったウィンターコルン元VW会長も、今年4月に独検察に起訴されており、役員クラスの起訴は2人目となる。
シュタドラー前会長は18年6月に独検察に逮捕されたことを受け、同10月に解任。その後、保釈されていた。独検察はまた、シュタドラー前会長のほか、不正に関与したエンジン開発部門の管理職3人についても起訴した。
VWの不正では、検査時のみ排ガス低減機能を稼働させる違法なエンジン制御ソフトウエアが悪用された。こうした違法ソフトを搭載したエンジンはアウディが開発し、VWなどに供給していたことが判明している。
(2019/7/31 18:30)