[ ICT ]
(2019/8/3 05:00)
エスパー米国防長官が国防総省のクラウド・コンピューティング契約の見直しを指示したことが1日に明らかになった。最大100億ドル(約1兆700億円)規模の同契約を巡りアマゾン・ドット・コムが不当に優遇されているとの批判がある中、この見方への同調をトランプ大統領が示していた。
先週就任したエスパー新長官は契約を精査しており、「調査を完了するまでプログラムに関する決定は何も行われない」と国防総省のスミス報道官が声明で説明した。
トランプ大統領は先月、同契約が競争的な入札かどうか公然と疑問を呈し、アマゾンに次ぐ有力候補のマイクロソフトや既に候補から外れたオラクルなどの企業からアマゾンに有利な条件だと苦情が寄せられていると指摘した。アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏はトランプ大統領の長年の宿敵。(ブルームバーグ)
(2019/8/3 05:00)