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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/8/10 12:00)
【ニューヨーク=時事】米デルタ航空は9日、アジアでの拠点と位置付けてきた成田空港から撤退し、羽田空港に日米路線を集約すると発表した。都心に近い羽田の活用が顧客の利便性向上につながると判断した。
デルタは来年3月、アトランタやシアトルなど米5都市を結ぶ成田路線を全て羽田に移す。運航中のミネアポリス線、ロサンゼルス線と合わせ、羽田で米航空会社として最大の日米7路線を持つことになる。
また、今年9月に成田―シンガポール線、来年3月に成田―マニラ線を廃止し、成田発着便を完全になくす。アジア路線については、韓国・仁川空港を拠点とする提携先の大韓航空のネットワークを活用する方針。
成田からの撤退について、デルタは「拠点を羽田に移すだけであり、日本市場の重要性は変わらない。むしろサービスの強化につながる」(広報部)と説明している。
(2019/8/10 12:00)