- トップ
- ひと カイシャ 交差点
- 記事詳細
(2020/3/23 05:00)
海外の感性の違いに興味
(総合1から続く)東京理科大学大学院を修了しました。専攻は学部生時代から、樹脂や金属といった産業の基盤になる材料工学を基礎から学び、大学院では生物関係も研究しました。シートは実際に金属やウレタン、樹脂などの材料が使われており、基礎を一度学んでいたことは仕事を理解する上で良かったです。
ただ、シートは機能部品や機構の多さに驚きました。担当のフロントシートでも100以上の品質を保証する試験項目があります。覚えるのが大変でしたが、先輩たちが残してくれたマニュアルを活用したり、同僚にすぐ聞いたりして助けてもらえました。
テイ・エステックでは女性社員を中心に動いているプロジェクトがあり、私が所属する技術センター(栃木県高根沢町)では社内保育所を開設するなど働きやすい環境につながっています。プロジェクトを通じ、部署を超えて技術センター内の女性社員と顔見知りになれ、相談しやすいですね。
当社はグローバル企業なので、これから海外出張をしたり、ゆくゆくは海外の駐在員をしたりして活躍したいです。シートは世界各国で感性の違いがあります。海外と日本との違いが分かれば、日本に帰ってきた時に、その経験が開発に生かせると思います。
趣味は旅行です。2018年頃にスキューバダイビングの免許を取りました。有給休暇が取得しやすいので、最近では伊豆や奄美大島に行きました。旅行では電車などの移動中にいすに座りますが、座った時に感じる疲労具合の違いが気になってしまいます。(文=山岸渉、写真=高山基成)
◇テイ・エステック 開発試験部実験・研究課一係 山本佳奈子(やまもと・かなこ)さん
(2020/3/23 05:00)