20年超モノづくり部品大賞/喜びの声

(2020/12/2 05:00)

「第17回/2020年超モノづくり部品大賞」の贈賞式には受賞部品を手がけた関係者が集まり、受賞の喜びを分かち合った。(総合1参照)

■超モノづくり部品大賞

【AIで新価値 日立製作所テクノロジーイノベーション統括本部副統括本部長・西澤格氏】

我々の技術が高く評価されてとてもうれしい。日立製作所の中央研究所では、人工知能(AI)に関する研究を長年行ってきた。そこで培ってきたAI技術を他の分野と掛け合わせていくことで、今後も新たな価値を提供していきたい。

■モノづくり日本会議共同議長賞

【世界に紹介 東レ水処理事業部門長・獅山卓朗氏】

東レはサステナブルな社会の実現に役立つ技術開発に取り組んでいる。受賞したRO(逆浸透)膜エレメントはそのような流れにマッチしており、水を有効活用できる。安全な水を省エネルギーで提供できる製品として、世界に紹介していきたい。

■ものづくり生命文明機構理事長賞

【海外展開に弾み 大協技研工業社長・大山純平氏】

コロナ禍で良い話題がなかったので、受賞の連絡があった時は社員全員が喜んだ。東南アジアをはじめとする海外への展開も想定しているので、弾みがつく。受賞した製品に生かされている技術を、他の分野にも応用し一層社会に貢献をしたい。

■日本力(にっぽんぶらんど)賞

【開発の励みに 住友ゴム工業広報部長・牧野久美子氏】

当製品の発売日から、ちょうど1年後に栄えある賞をいただき、光栄に思う。今後の商品開発の励みになる。エナセーブシリーズは環境を考えたタイヤで、これからも技術の追求とエナセーブブランドの価値向上に努めていきたい。

【コスト課題解決 ノリタケカンパニーリミテド常務執行役員・永田滉氏】

第5世代通信(5G)の普及が見込まれる中、パワー半導体材料の基板を傷つけず、加工コストの課題を解決する製品だ。研磨剤スラリーを使わないため、環境にも優しい。先端材料分野に向けて、今後も役に立っていきたい。

【車の安全に貢献 小糸製作所副社長・有馬健司氏】

栄誉な賞を頂き光栄に思う。ブレードスキャンの配光技術は、光源・機械構造・ランプ制御まで一貫して開発・生産する当社の力を結集した成果と考えている。今後も光をテーマとして車の安全な夜間走行に貢献する製品開発に取り組んでいく。

【省エネの一助に 南武社長・野村伯英氏】

当製品は油圧の電力を9割削減した省エネの電動油圧アクチュエーター。菅義偉首相が10月末に日本の温室効果ガス排出量を、2050年までに実質ゼロにする方針に、産業界としても省エネなどを推進していかなければならない。その一助となればと思う。

(2020/12/2 05:00)

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