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(2021/4/5 05:00)
独走スタイルで成果出す
(総合1から続く)北里大学大学院理学研究科に進み、免疫学を研究していました。大半の学生は製薬会社や研究機関などに就職します。私も第1希望は製薬会社で試験を受けたのですが、両親がリクルート出身で一生懸命働く姿が心に残っていて「何か、すごいものがある会社」との興味が勝り、全く異なる世界に飛び込みました。
入社後は営業スタッフとして兵庫県内の中小企業を回り、企業の仕事内容や要望を聞き、スキルのある最適人材を提案し、人と企業とつなぐ仕事を手がけてきました。顧客の新規開拓もしました。2014年から東京本社に移り、インターネット関連企業、18年からIT・コンサルティング企業を担当し、20年4月に営業マネジャーとなりました。
スタッフ時代の仕事のスタイルは独走型で成果も上げて社内でも評価をいただいていました。一方で、「正しい」と思った提案が相手企業の社長に拒否されたこともありました。後に「いろいろな考え方、それぞれの状況があり『正しい』は一つではない」と理解しました。
過去の私は人のやる気を引き出したり、まとめたりすることが得意ではありませんでした。それではダメだと自覚し、私と似たような独走タイプのスタッフが自信を持って働ける「個性の生かし方」を見つけたいと思い、試行錯誤を重ねています。
趣味は野外ライブや音楽フェスへの参加で、昨年結婚した夫や友人と行っていました。伸びしろの多い無名バンドを応援しています。今はコロナ禍で行けないため、家の近くの隅田川周辺で食事や散歩を楽しんでいます。(文=編集委員・丸山美和、写真=高山基成)
◇リクルート HRエージェントDivisionIT・コンサルティング営業部マネジャー 清水春花(しみず・はるか)さん
(2021/4/5 05:00)