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(2022/4/25 05:00)
大型プロ、工事完了に達成感
(総合1から続く) 幼いころ、建築・リフォーム関係のテレビ番組が好きでした。建築関係を学びたいと考え、東京都市大学工学部建築学科(現建築都市デザイン学部建築学科)に進学しました。
二酸化炭素(CO2)の削減が期待できるとして高炉セメントの普及が期待されています。学生時代、高炉セメントの性質に関するデータは十分ではありませんでした。このため高炉スラグ微粉末を使用し、構造体コンクリートの強度発現性や収縮挙動などについて研究しました。
大学卒業後、住宅会社に就職しましたが、もともと鉄道会社への関心があったことや、住宅よりも規模の大きな施設や開発に携わりたいと考え、2020年4月、JR貨物に入社しました。
現在は7月に完成予定の大型物流施設「東京レールゲートEAST」の設備関係の工事監理に関わっています。円滑にプロジェクトが進んでいると感じる時は、嬉しくなります。担当する工事が無事完了し、できあがった状態を確認できた時は達成感があります。開発を通じ、建築に関する知識の幅が広がっていると感じています。
現在は設備機器の工場検査の立ち会いに携わることもあります。特殊な機械や設備が多く、もっと勉強しなければと感じています。1級建築士と1級建築施工管理技士の資格を取得しましたが、今後は業務を通じて知識を身に付けながら、開発事業を多角的な視点でサポートしていきたいです。
スポーツが好きで、学生時代はバスケットボールに打ち込み、現在も同好会に参加して楽しんでいます。実家に帰省した際にはピアノを弾くなどして過ごしています。(文=浅海宏規、写真=木本直行)
◇JR貨物 事業開発本部開発部開発技術グループ 大川未希子(おおかわ・みきこ)さん
(2022/4/25 05:00)