(2023/7/13 05:00)
日本鍛圧機械工業会・日刊工業新聞社主催の国際展示会「MF―TOKYO2023」が12日に東京ビッグサイト(東京・有明)で開幕した。同展は隔年開催で、2年前の前回はオンライン。4年ぶりの実開催とあって、満を持して会場での商談が始まった。
システムや機械など金額の大きいBツーB(企業間)製品の販売は、成約までに年単位の時間がかかると言われる。展示会を訪れた見込み客に営業をかけるとともに、カタログやウェブ、メール、セミナーと絶え間なく情報提供をし、購買の動機付けをする。客は購買の窓口から稟議(りんぎ)書を上げ、決裁を得て予算を組み発注する。その後、納期を経て製品が届く。
展示会は営業の起点となる。会場では実機を動かし、身ぶり手ぶりで説明する。売り手にも買い手にも大切な場だ。
鍛圧機械業界の足元の状況は悪くない。ユーザーの省エネ補助金や事業再構築補助金の活用が受注ベースを維持している。
プレスや板金加工を手がける会社が注視するのはEV(電気自動車)化。鍛圧品はどの部品にどの程度使われるのか。そうした情報交換も会場でなされる。暑い最中だが15日までの会期中、会場内にも熱気があふれるだろう。
(2023/7/13 05:00)
総合1のニュース一覧
- 【早読み特選】4脚ロボ、3Dプリンターで機構部品 広島大が開発(23/07/13)
- INPEX、豪で再生エネ参入 エネルグリーンパワーと提携(23/07/13)
- DMG森精機が「デジタルものづくり実践講座」 高専と連携、製造業の未来担う人材育成(23/07/13)
- 千代田鋼鉄工業、鉄スクラップ検収にAI活用 不純物排除で品質向上(23/07/13)
- インタビュー/本州化学工業社長・木下雅幸氏 親会社のリソース吸収(23/07/13)
- ゴードーソリューション、オンラインを営業手段に確立(23/07/13)
- 経産省、高圧ガスの省令見直し検討 水素保安の実験円滑に(23/07/13)
- MF‐TOKYO開幕 各社、EV向け開発加速(23/07/13)
- Quanmatic、量子アニーラー効率化ソフト スピン数を節約(23/07/13)
- NTTデータG、M&A投資に5000億円 北米事業拡大(23/07/13)
- 産業春秋/MF‐TOKYO、実開催で活気の展示会(23/07/13)