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(2023/12/4 05:00)
大型案件、議論重ね成果だす
(総合1から続く)早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻で建築経済を学んだので、入社前から現在の部署を志望していました。志望通りの配属でしたが、実際に仕事をしてみると意外なことも多かったです。設計者やデザイナーの提案通りではなく、自分たちの考えや要望を具体的に伝えることも少なくありません。
現在、担当している再開発プロジェクトのような大型案件は初めての経験です。分からないことがあれば、見えを張らずに質問するよう心がけています。教えを請うことによって議論が生まれることがありますし、議論を通じてさらに良い方向に持っていけたらと考えています。
これまでのプロジェクトで、特に思い出深いのは最初に手がけた小さなホテルの改修・増築です。この時に感じた達成感やうれしさは、入社9年目となった今でも変わりません。逆に苦しかったのは、コロナ禍により開発プロジェクトの中断があったこと。提案内容の改善など、自分ができることを模索する時期でした。
プロジェクトで何か問題点があれば上司や先輩にもすぐに相談し、同僚らと情報共有することも意識しています。さまざまな分野で知識が豊富な方がいるので、誰かが必ず答えを言ってくれますし、自分にない発想を得られます。
日々楽しく仕事ができているコンストラクションマネジメント部に在籍しつつ、もっと成長するのが今後の目標です。これまで携わったレストランやホテルだけでなく、オフィスや住宅のプロジェクトを経験したいですし、これによって知識の幅をさらに広げたいです。
休日は同僚や友人らとゴルフに出かけるほか、旅行も好きで、気になったホテルに泊まって利用者の目線でオペレーションの情報を集めることもあります。(文=編集委員・古谷一樹、写真=編集委員・木本直行)
◇森トラスト 不動産開発本部コンストラクションマネジメント部主事 網代智子(あじろ・さとこ)さん
(2023/12/4 05:00)