ネーミング大賞・喜びの声/長く愛されるブランドを

(2024/3/6 05:00)

  • 歓談する受賞者ら

5日に開いた「第34回読者が選ぶネーミング大賞」(日刊工業新聞社主催)の表彰式とその後開いた祝賀会では、「大変誇らしい」「選んでくれた読者に感謝したい」といった、受賞企業からの喜びの声が聞こえた。ネーミングの重要性や名付けの難しさを知る者同士の各社は、ネーミングに込める思いなどの話に花を咲かせていた。(総合1参照)

大賞を受賞したサントリーの塚原大輔執行役員は「酒場で愛されるタコハイという名前が親しみを与えられた。あえて由来や味は表に出さず、皆さまに関心を持ってもらえたことも浸透に役立っている。今後も長く愛されるブランドを育成したい」とネーミングの狙いなどを述べた。

祝賀会であいさつしたキャニコム(福岡県うきは市)の包行均会長(ビジネス部門1位)は「カナダの街ジャスパーは印象に残りどうしても名前に入れたかった。その名前が認められ嬉しい。次回もこの場に立ちたい」と誓いを述べ、同じく10回以上受賞歴があるアイ・ティー・ケー(岐阜県羽島市)の岩田勝美会長を壇上に招き会場を沸かせた。

乾杯で音頭を取ったゼブラホールディングスの畦地教子取締役は「生活部門の1位となったのは光栄。ピタンは筆記具としては珍しく、書き味ではなくくっつけて運べる点を訴求した。受賞できて開発上の励みになる。これからも楽しく分かりやすいネーミングを意識したい」と力強く語った。

スタイリッシュネーミング賞のキリンビールの高橋祐介マーケティング部RTD戦略担当は「上々というユーザーの気分をネーミングに付けた。新たな試みが認められ嬉しい」とし、喜びを示した。

ネーミング大賞は営業面でも役立つようで、協和ホールディングス(東京都渋谷区)の河合慧マネージャーは「提案する際のきっかけにネーミングを活用したい」としたほか、アイ・ティー・ケーの岩田会長も「絶縁同芯は市場が小さいが良い製品。ネーミングを活用し提案したい」と話した。

(2024/3/6 05:00)

総合3のニュース一覧

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン