第54回機械工業デザイン賞IDEA/喜びの声 日本経済、皆で支えて

(2024/8/1 05:00)

  • 歓談する第54回機械工業デザイン賞IDEAの受賞者ら

第54回機械工業デザイン賞IDEAの受賞パーティーが31日、都内で開かれた。日本力(にっぽんぶらんど)賞を受賞した和井田製作所の森下博社長と、審査委員会特別賞を受賞した加藤製作所の加藤公康社長があいさつで登壇した。その後、日本産業機械工業会の永山純弘事務局長が「日本のモノづくりは大丈夫だろうと確信した。工業会は下支えをする立場にあり、一層頑張っていきたい。皆さんも日本経済を支えてほしい」と訴え、受賞者らが交流した。(総合1参照)

和井田製作所の森下社長は「顧客の期待に応えるべくたゆまぬ努力を続けて、革新的な機械をつくり続けていきたい」と語った。

加藤製作所の加藤社長は受賞製品について、「災害時の復旧復興にも重宝されると確信している。サステナブル(持続可能)な開発も推進しており、社会貢献と責務を果たしていきたい」と力を込めた。

【アマダ・山梨貴昭社長】

最優秀賞の受賞は大変な名誉でうれしく思う。社会課題に対して「環境にやさしい」「どこでも効率よく」「誰でもより簡単に」をコンセプトに開発。今後も持続可能な社会の実現に貢献したい。

【JUKI・清原晃会長】

生産性・省人化・環境配慮など、顧客価値の追求を評価いただいての最優秀賞受賞は光栄であり、社員に誇りと勇気をいただいた。今後もモノづくり現場と社会課題に資するイノベーションの創出に挑戦し続ける。

【コニカミノルタ・山田大策プロフェッショナルプリント事業本部産業印刷事業部長】

熟練工不足、小ロット需要の増加といった課題への対応を評価いただき、大変光栄に思う。今後もラベル印刷業界のデジタル変革(DX)をけん引したい。

【和井田製作所・森下博社長】

名誉な受賞に全社で喜んでいる。当機は超高精度・高難易度加工から汎用まで広く使え、時間短縮、生産性向上ができる。革新的な機械で工業界の課題が解決できるよう今後も努力を続ける。

【タケダ機械・竹田雄一社長】

受賞は大変光栄で社員一同、うれしく思う。審査委員の質問や指摘は、当社の形鋼加工機をブラッシュアップしていく上で、大きなヒントになった。今後の製品開発に生かしていきたい。

【ユーザック・浦崎守宏社長】

技術は革新的なほど認知されにくい。COSMO―Xは全社で諦めず頑張った長年の実績を基に送り出した。今回の受賞でその思いが確信となった。今後はさらに革新的な製品を提供したい。

【オルガノ・久木﨑誠常務執行役員機能商品本部長】

次世代に向けた超々純水を供給すべく技術の粋を集め、最先端性も製品デザインに反映すべく関係者で苦労した結果である。挑戦を評価いただき、感謝申し上げる。

【オークマ・千田治光取締役常務執行役員】

大変な栄誉で、当社、開発者の大きな励みになる。導入容易な使いやすい自動化システムという需要に応えるため一生懸命開発したので、評価いただけて大変うれしく思う。

【マスダック・増田文治会長】

受賞した工場用オーブンは食品の熱加工でエネルギーを節約しながら最高品質の加工を実現できる。ニッチな食品機械業界で受賞したことに喜びと感謝をし、さらなる成果を求めて精進したい。

【川崎重工業・花光明近未来モビリティ総括部長】

評価いただき光栄。「ヒトは、ヒトにしかできないことを。」の理念のもと、人に代わり配送サービスに従事する「FORRO」を開発した。ロボットを活用した労働力提供に貢献したい。

【ミツトヨ・沼田恵明社長】

受賞製品は顧客のハイスループット測定要求に応えるべく開発した画像測定機であり、高い評価をいただいた事を大変光栄に思う。今後も顧客の課題解決に貢献する製品を提供していきたい。

【高松機械工業・高松宗一郎社長】

熟成を重ねながら高い生産性と加工精度、省エネルギー、省スペースを実現した本製品を評価いただき、大変光栄に思う。今後も「稼ぐ機械」を提供し、社会の発展に貢献したい。

【加藤製作所・加藤公康社長】

最も大切にしている安全性と機能美を追求して開発した製品が、このように評価されたことは大変うれしい。今後とも事業を通じて社会の発展に寄与し、皆さまから信頼される企業を目指す。

【芝浦機械・坂元繁友社長】

省スペース・治具レスをテーマに開発した双腕協働ロボットを評価いただき、大変光栄に思う。今後も自動化・省人化の技術開発に挑み、顧客の生産性向上に貢献する製品の創出に取り組む。

【シマダマシンツール・島田雅宏社長】

開発に着手する前から本賞を狙っていた。初めての応募で受賞できたのは光栄だ。工程集約のコンセプトを維持しながらユーザーフレンドリーに仕上がった。海外にも販路を広げたい。

【ニイガタマシンテクノ・田村幸夫社長】

鋼材加工の専用機でデザイン賞をいただき、大変うれしい。他の専用機においても、今後は設計の目標にデザイン賞を加えて取り組みたい。関係者にあらためて感謝申し上げる。

【安川電機・岡久学上席執行役員ロボット事業部長】

受賞製品は塗装ブース幅を短縮でき、空調エネルギーの削減などカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に貢献する。今後も社会課題解決に貢献する製品の提供に努める。

(2024/8/1 05:00)

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