【電子版】BMW、欧州でリコール32万台超 出火問題が世界に拡大

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  BMWによると、出火の原因は排ガス再循環装置の不具合。欧州でのリコール対象車は32万台超に上るという（16年3月、＝ブルームバーグ）

【フランクフルト＝時事】ドイツの高級車BMWの大規模リコール（回収・無償修理）が「火元」の韓国から欧州に拡大している。出火事故が相次いだ韓国では約10万台をリコール。欧州ではこれを大きく上回る、30万台超に達した。

　韓国では、BMW車が走行中に出火する事故が2015年ごろから頻発。今年7月下旬になって、BMWが当局にリコールを届け出た。所有者が賠償を求める訴訟も起きている。

　出火の原因は、排ガス再循環装置の不具合であることが判明。BMWは欧州でのリコールを7日に発表した。セダンからスポーツ用多目的車（SUV）まで幅広い車種、約32万4000台が対象。

　現時点では日本はリコールの対象に含まれないという。ただ、出火の恐れがある別のエンジン不具合を理由に5月に約7万台のリコールを届け出ている。