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(2020/7/15)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:ピカリング エレクトロニクス
カスタマイズにより、業界最小サイズの高電圧リードリレーが実現
小型化と高性能でリードリレーのパイオニアとして50年超にわたり業界をリードしているピカリング エレクトロニクス社(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は、世界的半導体メーカであるオン・セミコンダクターが設計した新試験装置向けに小型高電圧リレーを開発したことを発表しました。
リードリレーは小型サイズ、高い絶縁耐性、ハーメチックシール、高速動作、長寿命などの特長により、試験/計測アプリケーション向けスイッチング・システムにおいて最適なソリューションとして使用されています。ピカリング社の長年にわたる顧客であるオン・セミコンダクター社は新試験装置の開発にあたり、耐電圧が少なくとも400VDC以上、かつ高スイッチング密度に対する厳しい要件に適合できる小型リードリレーを必要としていました。
新試験装置の開発設計が進むにつれて、内部クリアランス間隔に制約が生じ、ピカリング社の幅広い製品ポートフォリオの既存の小型リレーでも対応が困難になりました。そこでピカリング社はわずか7週間で、リレースイッチをmini-SIPパッケージにシーリングし、フットプリントが12.5 x 3.7mm、高さが6.6mmのサイズで1500Vの耐電圧を提供可能とする製品のファーストプロトタイプを開発しました。
ピカリング エレクトロニクス社のキース・ムーアCEOのコメントは以下の通りです。
「ピカリング社はリレーの設計・製造を一貫して社内で行っていることで、ユーザのカスタマイズ要求に迅速かつ効率的に応えることができました。今回の例でも、過去の多くの事例と同様に、ユーザ要求によるカスタマイズ設計が新製品の誕生につながりました。この新製品により、現在私たちは業界最小サイズの高電圧リードリレーである131シリーズ製品(https://www.pickeringrelay.com/reed-relays/sil-sip-111-131/series-131-hv-1500v/)を提供することが可能になりました」。
131リードリレー・シリーズはコイル電圧を3V、5V、12Vから選択可能で、内蔵ダイオードがオプションになっており、1 Form A(電圧を印加しスイッチオン)SPST N.O.構成で、最大0.7A、10Wまでスイッチング可能です。131シリーズはケーブル試験装置、ミックスド・シグナル/半導体試験装置、バックプレーン試験装置、高電圧計装装置、回路内試験装置やその他の高電圧アプリケーションに最適な小型リードリレーです。
ピカリング エレクトロニクス社では、新製品の131シリーズのほかにも、幅広いレンジの小型高電圧SIL/SIPリードリレーを製造しています。119シリーズ(https://www.pickeringrelay.com/reed-relays/sil-sip-111-131/series-119-hv-3kv/)はフットプリントが15.1 x 3.7mm(1 Form A)、高さ6.6mmで最大耐電圧3kV、104シリーズ(https://www.pickeringrelay.com/reed-relays/sil-sip-100-110/series-104-hv-1kv/)は119シリーズと同じ耐電圧ながら、最大25Wの高いスイッチング電力、最大3000Ωの高いコイル抵抗を、24.1 x 6.3 x 8.2mm(1 Form A)のパッケージで実現しています。
ピカリング エレクトロニクス社について
ピカリング エレクトロニクス社(https://www.pickeringrelay.com/)は50年を超える歴史を有し、計装/試験装置向けの高品質リードリレーの設計と製造を目的として設立されたメーカです。現在、ピカリングのシングルインライン(SIL/SIP)製品はデバイスサイズが他社競合製品に比べ25%と小さく、リレー業界で極めて高い先進性を実現しています。この小型SIL/SIPリードリレーは世界の大手ATE/半導体企業向けに数多くの販売実績を有します。
ピカリング エレクトロニクス社は同社のほか、モジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション製品の設計と製造を行うピカリング インターフェース、ケーブルとコネクタの設計と製造を行うピカリング コネクトの電子機器メーカ3社で構成される非公開企業ピカリング・グループの1社です。
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