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(2020/10/6)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:NTTアドバンステクノロジ株式会社
~被災者の安心・安全のため、避難時のソーシャルディスタンスを保ちつつ電源を利用~
NTT アドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:木村丈治)は、2020 年10月から「非常用電源ステーション」(以下:本製品)の販売を開始します。
自然災害や感染症など複合的なリスクがある中で、避難所における被災者の安心・安全を確保するためには、避難時の快適性の向上とソーシャルディスタンスの確保が重要な課題とされています。
NTT-AT は、これらの課題を解決する一助として、避難時における必要不可欠な機器として電源に着目し、避難所を利用する被災者個別に配布できるポータブル子機電源により、ソーシャルディスタンスを保ったまま電源の利用が可能となる本製品を販売することといたしました。
これにより、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症クラスター発生や感染拡大の防止に役立つだけでなく、熱中症予防や寒さ対策など避難生活の快適性を向上させ、被災者の皆様の安心・安全に貢献します。
1.背景
自然災害等の被災による避難所の利用や企業のBCP対策において、停電時の電力確保は重要な課題です。一方で感染症対策やプライバシー保護の目的で、被災時でも個人のプライベートスペースの確保が必要とされています。さらに、プライベートスペースでの電力利用は、被災者の快適性、安全性の向上にもつながることから、個別利用が可能な電源機器が求められています。
2.本製品の概要
NTT-ATが販売する本製品は、親機と子機で構成されるリチウムイオン蓄電池であり、子機は親機から分離してポータブル電源として利用することができます。また子機を充電するために親機に内蔵されている電池も取り外しが可能であり、停電している別の場所に持ち運び充電することが可能です。子機は専用のラックに5台収納可能であり、親機の上に重ねて固定できます。親機1台に対して子機は5台単位で最大30台まで収容可能です。
3.特長
■被災者のソーシャルディスタンスを確保しつつ電源利用できる、個別配布型のポータブル子機電源
子機を親機から取り外してポータブル電源として利用できますので、電気コードの配線が不要でどこにでも持ち運び利用できます。従来の避難施設のACコンセント、発電機、EV等の大型電池では実現困難だった電源の個別配布を可能にしました。
■被災者の快適性が向上する利用方法
子機からの給電によるファンやヒーターなどのUSB機器と内蔵のLED照明機器は、12時間動作させることが可能です(一機器の使用時)。またスマートフォン 3 台を満充電にすることができます。子機は被災者に快適に過ごしていただくため、機器の動作に十分な電池容量を備えています。
■避難所が停電しても利用できる、着脱型の親機電池
親機には子機を充電するための電池が内蔵されていますが、取り外し可能であり電池の重量は約25kgですので、車両に積んで別の場所に持ち運び充電することが可能です。避難所が停電した場合でも親機電池の充電を繰り返すことで、継続的に子機を利用することができます。
4.解決できる課題・問題点
■感染症拡大の防止
プライベートスペースで電源を確保することができ、ソーシャルディスタンスを確保した状態で電源利用できますので、避難所における新型コロナやインフルエンザ等の感染症の拡大防止に役立ちます。
■被災者の安心・安全
・就寝時にプライベートスペースで電源を確保できるため、USB給電のファンやヒーターを利用でき就寝時の快適性が向上するだけでなく、熱中症の予防や寒さ対策に役立ちます。
・スマートフォンを充電できますので、被災状況の情報収集や家族との連絡の際にも電池切れを心配せずに安心して行うことができます。
■停電時の安全確保
・子機は、標準として有しているLED照明機能により、停電時でも夜間に手元を照らす灯りや、トイレなどに移動するときに足元を照らす灯りとして利用できます。
・親機内蔵の電池は着脱型ですので、停電時も取り外して別の場所で充電することが可能です。親機電池を充電する環境が整えば、子機を繰り返し充電できますので、被災者が継続的に電源を利用することができます。
5.仕様
親機
子機
子機用ラック
6.販売開始
2020年10月
7.販売価格
オープン価格
その他、販売に関する詳細につきましては下記「お問い合わせ先」までご連絡ください。
*:2020年9月時点、NTT-AT調べ。
※ 電池容量は目安であり保証するものではありません。
※ 環境温度や経年劣化の影響で電池容量は変化します。
※ 正しく利用するために定期的な充電が必要です。
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