【新商品】切削工具のプリセット作業を完全自動化。無人稼働をサポートする”刃具ストッカ”を開発。全自動計測システムで工場のFA化・IoT化に貢献！-共立精機株式会社

無人稼働をサポートする“刃具ストッカ”を開発。新品刃具の供給と管理を可能にした。

株式会社スギノマシンのグループ企業で、工作用機械機器および関連部品総合メーカーの共立精機株式会社（栃木県宇都宮市、代表取締役社長：岡島英昭）は、ツールプリセッタを中心とした全自動計測システムの拡張ユニットとなる“刃具ストッカ”を開発し、新たにラインアップしました。本システムはユニット毎のモジュール構成となっており、お客様のニーズに合わせてカスタマイズできます。


■商品の詳細はこちら
https://www.kyoritsu-seiki.co.jp/ja/products/presetter/1p/hp_6040v_fa.php


左：刃具ストッカ、右：刃具自動交換装置


◆開発の経緯
　製造現場では人手不足や熟練工の減少、若者の製造業離れが深刻な問題となっています。工作機械の自動化や無人化は進んでいるが、ツーリングの交換やプリセット作業は、いまだ人手に頼っていて、残された大きな課題です。段取り作業の自動化、無人化は全自動プリセッタだけでは不十分で、工具の着脱から測定、データ転送にいたるまでシステムとして自動化する必要があります。
　そこで共立精機では他社に先駆け、測定機器とレンズ加工機で培ったメカトロ技術を融合して実用的な全自動計測システムを開発しました。

◆全自動計測システム
　全自動ツールプリセッタを中心として、搬送ロボット、刃具交換装置、刃具ストッカ、AGV(無人搬送車)などを組み合わせたシステムが、全自動計測システム「HP-6040V-FA」です。
　刃先測定だけでなく、刃具の着脱から新品刃具の供給・搬送まで、工具の段取り作業における全工程を自動化し、省人化・省力化をご提案します。　
　工具の洗浄装置や刃具の突き出し量を自動調整する装置もオプションとして準備しています。ユニット構成はカスタマイズ可能で、必要なユニットだけを組み合わせることで、お客様にとって最適なシステムを構築することができます。

◆システムの主なユニット
(1)搬送ロボット
　ツールプリセッタへの工具搬送や刃具の着脱、クリーニング作業など、システム内のすべての搬送を行うロボット。ロボットハンドはツーリングと刃具の両方を一つのハンドで賄うことができるよう複合ハンドを採用しています。（各種ロボットが搭載可能）
(2)刃具交換装置（自動締緩装置）
　コレットチャックやミーリングチャックの刃具を自動交換するユニット。データベースに登録された工具情報に基づいて適正トルクで締付けを行うため、作業者の負担が解消され締付け不良もゼロになります。オプションとして刃具の突き出し量調整ユニットを準備しています。爪の交換で様々なホルダに対応できます。
(3)刃具ストッカ
　長時間無人で稼働させるには、新品刃具を自動供給する装置が必要不可欠となります。供給する刃具も千差万別。このような要望に応えるため、新品刃具を自動供給するモジュラータイプの刃具ストッカを2020年度に開発しました。
　列・段・マガジンポット数は増減可能で、刃具の種類や数量に応じて自由に構成することができます。ストックしている刃具の消費状態をタッチパネル上に表示し、ストック量が一定数より少なくなると在庫切れのアラーム信号を出力します。
(4)搬送台車
　工作機械とツールプリセッタ間で工具を移送する台車。ツールワゴン、AGV(無人搬送車)のいずれも対応可能で、台車の位置をビジョンセンサで把握することで、搬送ロボットは確実に工具をピックアップできます。

◆HP-6040V機械仕様




◆システム構成ユニット




必要なユニットをお選びください。

◆外観図　



◆会社概要（株式会社スギノマシンのグループ会社）
■会社名：共立精機株式会社　　■代表者：代表取締役社長　岡島 英昭
■本社所在地：〒321-0145 栃木県宇都宮市茂原一丁目2番19号
■TEL：[phone]　　　 ■創業：1950年11月10日
■事業：工作用機械機器および関連部品の製造、販売
■URL：https://www.kyoritsu-seiki.co.jp

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000070070.html