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多点温度センサー「サンサーモ」を用いた土砂災害に関する地質調査手法に関する共同研究を開始

(2021/10/7)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:三陽電工株式会社

多点温度センサー「サンサーモ」を用いた土砂災害に関する地質調査手法に関する共同研究を開始

地すべり発生箇所における、地下水流動に関する新たな調査手法の検証

特殊電線・ケーブルの製造販売を行う三陽電工は、多点温度センサー「サンサーモ」を活用した土砂災害に関する地質調査手法の効率化にむけた共同実験を開始。


特殊電線・ケーブルの製造販売を行う三陽電工株式会社(本社:埼玉県戸田市 取締役社長:井川 径成)は、建築・防災向けの各種地質調査を行う奥山ボーリング株式会社(本社:秋田県横手市 代表取締役:奥山 信吾)、電池製造全般のコンサルティングを行う飯豊電池研究所(本社:山形県飯豊町 代表者:小野寺 大輔)の3社合同で三陽電工開発の多点温度センサー「サンサーモ」を活用した土砂災害に関する地質調査手法の効率化にむけた共同実験を開始。

「サンサーモ」は、最長300mまで伸ばせるケーブル形状としながら直径は約5mm、1本あたり最大40ポイントの測定箇所を自由に設定できる多点温度センサーです。
グリーンランド氷河における長期温度観測、スーパーコンピューター設置データセンター内の空間温度監視、農業(植物工場、ビニルハウス)、水産業(学術調査、養殖)、工業(モーター駆動部)、物流業(倉庫、冷蔵トラック)と様々な用途での活用シーンが増えております。
柔軟性、多点同時計測、軽量コンパクト、防水性などの特徴を実現する為の構造は、電線製造における編組技術などを基に考案され、日本(特許第6185684)をはじめ、米国(US10,672,536)、中国(CN109196604)、韓国(第10-2171330号)と、各国での特許も取得しております。

■多点温度センサー「サンサーモ」



地すべり等の土砂災害に関する地質調査手法の一つとして地下水検層があります。
ボーリング観測孔内(以下、観測孔と記載)の地下水温度を深度毎に計測することで、地盤の地下水流動を調査し、災害の要因となる部位を見つけ出し、対策工事(ここでは地下水排除工)の検討など、防災に役立てるものです。

従来の地下水検層には、食塩検層や温度検層などがあります。センサーを観測孔内に挿入して計測しますが、測点が1カ所である為に測定部分を移動(上下)させながらの計測となってしまい、観測孔内の地下水流動に乱れが生じる問題がありました。多点を同時に計測できる「サンサーモ」であれば、温度検層におけるその問題は解消されます。また、軽量・小型という利点から山間地の地すべり災害現場において、調査時の労働力の軽減が実現できます。

また、地下水の比抵抗値を計測する食塩検層用の多点センサーも「サンサーモ」の技術を活かして開発中です。

現在は、豪雨や豪雪などの気象環境に適応させるため、東北の地すべり地での耐久性を確認しながら、地下水温度の長期データを記録する試みを行っております。これにより、季節変化に伴う地下水温度の変化から、地下水流動深度の変化などの分析も期待されます。

ユーザーの測定方法や通信などに合わせて各仕様の変更なども対応可能で、工業、エネルギー分野、農林水産業、倉庫・物流業、学術研究、その他幅広い分野における温度計測の場面に柔軟に対応して参ります。

■地すべり現場への適用試験の実施状況





■会社概要
・三陽電工株式会社
取締役社長:井川 径成
創立:昭和23年12月22日
所在地:埼玉県戸田市喜沢1丁目49番8号
ホームページ:http://www.sanyo-denko.co.jp/

・奥山ボーリング株式会社
代表取締役社長:奥山 信吾
創業:昭和21年1月1日(設立:昭和34年9月30日)
所在地:秋田県横手市神明町10番39号
ホームページ:https://okuyama.co.jp/

・株式会社飯豊電池研究所
代表者:小野寺 大輔
設立:平成28年7月27日
所在地:山形県飯豊町大字萩生1725-1(山形大学XEV飯豊研究センター内)
ホームページ:https://www.iide-denchi-lab.co.jp/

サンサーモ紹介ページ:http://www.sanyo-denko.co.jp/products/sensor-integratedcable/


本件に関するお問い合わせ先
三陽電工株式会社 技術部:牧野
電話:048-441-0331
E-Mail:eigyo@sanyo-denko.co.jp

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