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(2021/11/8)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:Anisoprint S.a.r.l.
連続繊維カーボン強化による3Dプリンターを製造・販売する、Anisoprint S.a.r.l.(本社:ルクセンブルク、CEO:Fedor Antonov、以下Anisoprint)、日本法人アニソプリント合同会社(神奈川県横浜市)は、Bosch Rexroth社のCNCシステムMTXが、同社のインダストリアル市場向け連続繊維カーボン3Dプリンター「PROM IS 500」に搭載されることを発表しました。
PROM IS 500の最新バージョンは、11月16日~19日に独フランクフルトで開催されるFormnext 2021に出展されます。
PROM IS 500と、オープンなMTX CNCシステムによる生産性向上
MTX CNCシステムは、Anisoprint製3DプリンターのIoTへのエントリーポイントとして位置付けられ、全てのデータがリアルタイムで収集・処理され、高速なレスポンスが可能となります。
オープンアーキテクチャにより、3DプリンターがAura, Aura.Connectなどの上流側システムとシームレスに通信を行い、また、標準化されたインターフェースにより、将来的な新規のハードウェア、ソフトウェア環境の構築が容易になります。
PROM IS 500の主な機能・特徴
今回MTX CNCシステムが搭載される、Anisoprint製インダストリアル市場向け3Dプリンター「PROM IS 500」の主な機能・特徴は以下となります。
・最大ビルドサイズ:600mm x 420mm x 300mm
・使用材料:
<CFCヘッド> 連続繊維CCF(カーボンファイバー), CBF(バサルトファイバー)
<FFFヘッド> 高機能プラスチックPEEK, PEKK, PEI等、及び、従来製品Composer A4/A3と同様のPA, PETG, PLA, PC等(オープンマテリアル方式)、サポート構造専用材料
・ツールチェンジャーによる、最大4ヘッドまでの自動交換
・ラティス構造を含む任意のファイバー軌道指定、トポロジー最適化(Additive Flow社製Formflowとの専用インターフェースを搭載)による、最適な強度重量比での部品造形
・高機能専用スライサーソフトウエアAura, Aura.Connectの標準付属
Evgeny Babarykin(PROM ISプロダクトマネージャー)によるコメント
「今回の選択の理由は、MTXが市場で最も強力なCNCソリューションと目されていることです。
信頼性の高いオートメーション技術、高品質のコンポーネント、オープンなソフトウエアシステムが統合され、将来に渡る技術革新の可能性が大幅に拡がります」
Fedor Antonov(CEO)によるコメント
「Bosch RexrothのCNCは、長年インダストリアル市場で実証されたソリューションとして、最高速の3Dプリントオペレーションにおいても、所謂 “24/7” での連続操業が可能です。
また、リアルタイムでの同期に際しての信号の遅延は避け難いものですが、この遅延を最小化することが3Dプリンティングにおいては非常に重要です。
各ヘッド移動と材料押出における速度・加速度の正確な同期が可能であることから、最終的なプリント品質が著しく向上します」
■Anisoprintについて
Anisoprintは、2015年にSkolkovo工科大学・複合材料研究センター発のベンチャーとして発足した、Composite Fiber Co-Extrusion(CFC)方式により連続繊維強化プラスチックで造形を行う3Dプリンターメーカーです。
連続繊維カーボンファイバーと様々な熱可塑性プラスチック材料を造形時に溶着し強化するCFC方式では、オープンマテリアルと、ラティス構造を含む任意のファイバー軌道指定、トポロジー最適化により、金属を超える強度と最適な強度重量比の部品造形が可能です。
デスクトップ型Composerシリーズ、生産用大型PROM ISシリーズ、ロボットアーム型システムをラインナップ。
ルクセンブルク(本社)、モスクワ(開発拠点Skolkovo Innovation Center)、横浜に拠点を擁します。
ウェブサイト:https://anisoprint.com/
お問い合わせ:info@anisoprint.com 坂本(日本・APAC地域ディレクター)宛て
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