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スペクトラム社が波形発生器およびデジタイザが一体型の「hybridNETBOX」を提供開始

(2022/2/10)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:Spectrum Instrumentation GmbH

スペクトラム社が波形発生器およびデジタイザが一体型の「hybridNETBOX」を提供開始

デジタイザなど計測機器を製造するスペクトラム・インスツルメンテ-ション社(本社ドイツ・グロースハンスドルフ / 以下、スペクトラム)は、マルチチャネル型の任意波形発生器(AWG)とデジタイザを1台のポータブルハウジングに収めた、画期的な測定プラットフォーム「hybridNETBOX」の提供を開始しています。信号の生成と取得を同時に行えるという他にない機能を備えたこの強力なツールは、刺激応答または閉ループ式の試験の用途に対して理想的な製品です。現時点では、2+2、4+4、8+8のチャネルを備え、サンプリングレートを40 MS/sから最大1.25 GS/sの範囲で選択できる、合計14種類のhybridNETBOXモデルを利用できます。


電子信号の生成と取得を同時に行える機能により、hybridNETBOXは自動化された閉ループまたは刺激応答式の試験において重要な役割を果たすことができます。たとえば、Rader、Sonner、Lidar、超音波装置といったシステムでみられる「エコー」信号の再生および取り込みが可能です。hybridNETBOXのマルチチャネル機能を駆使することで、数多くのトランスミッタとレシーバが用いられる状況においても、例に示したようなシステムの試験が可能です。hybridNETBOXは、コンポーネントとサブアセンブリを高速で自動化してテストする必要があるATEアプリケーションにも適しています。 それは、多数の複雑な信号を簡単に調整、生成、測定を行え、DUTあるいはUUT(テスト対象のデバイスまたはユニット)の機能と数値が許容範囲にあるかを、すばやく確認できるからです。この強力な試験プロセスは、バス試験、MIMO通信、回路の検証、機械電子工学、ロボット工学などの試験装置にも導入可能です。

hybridNETBOXは独自のAWG・デジタイザ部を備えています。AWGチャネルは、最新の高分解能16ビット デジタル-アナログ変換器(DAC)を使用することにより、ほとんどあらゆる種類の波形を生成できます。出力レート40、80、125、625 MS/s、1.25 GS/sと最大出力信号帯域幅400 MHz(オプションにより600 MHz)を備えるモデルがあります。一部のユニットは出力レートとチャネル数に応じて、50Ωの負荷に±6V、高インピーダンス(1 MΩ)負荷に±12Vの振幅の信号を出力できます。

最大で8個のAWGチャネルと8個のデジタイザチャネルを1台のポータブル ハウジングに収めたhybridNETBOXモデルが利用できます。


デジタイザチャネルも同様に、信号取得に関して並外れた性能を備えています。ユーザーは、分解能16ビット、サンプリング レート40、80、125、180、250 MS/sを提供するモデル、あるいは分解能14ビット、サンプリング レート400MS/sまたは500 MS/sを提供するモデルから利用したい製品を選択できます。各チャネルは、±200 mVから±10 V(フルスケール)の6段階入力レンジ、調整可能な信号オフセット、50 Ωまたは1 MΩの選択可能な入力インピーダンスなど、完全にプログラム可能です。AWGチャネルとデジタイザチャネルの両方が提供するクロック システムの柔軟性によって、ユーザーはほとんどあらゆる種類の出力設定またはサンプリング レート設定を選ぶことができ、必要とする速度に正確に一致した信号の生成および取得が可能となります。

スペクトラムのテクニカル ディレクターであるOliver Roviniは次のように述べています。
「hybridNETBOXシリーズは、波形の生成と取得を正確かつ同時に行うことが求められる手動、自動、あるいは遠隔制御で実行されるような用途において、エンジニアや科学者の方々にご利用いただけるよう生み出されました。hybridNETBOXはポータブルLXI測定器として、ほとんどあらゆる種類のシステムに簡単に組み込むことができます。Gbit Ethernetポートを通じてパソコンやネットワークにつなぐだけで、信号の生成、取得、および分析が行えます。」

hybridNETBOXにはスペクトラム独自の制御ソフトウェア「SBench 6」が搭載されており、このソフトウェアで信号の生成、取得、表示、信号処理、保存、報告を行えます。SBench 6によって、標準関数や数学方程式を使用して波形を生成できます。データはデジタイザ部で取得して、その信号をAWGのへ転送することができます。バイナリ、ASCII、もしくはWAVE形式でデータを転送する組み込み型インポート/エクスポート機能を使用することで、オシロスコープなど他のプログラムや機器とのデータ共有も可能です。完全にプログラム可能なhybridNETBOXには、WindowsおよびLinuxオペレーティング システム用のドライバのほか、C++、LabVIEW、MATLAB、Visual Basic .NET、Python、その他の一般的な言語でのプログラミング例が付属しています。

波形の生成および取得を補助するために、ユニットには大型オンボード メモリーが搭載されており、動作モードも数多く利用可能となっています。たとえば、信号を出力する際には、シングルショット、ループ、FIFOストリーミング、ゲート再生、シーケンス再生モードを使用できます。ユーザーはこの柔軟性によって、ほぼすべての種類の信号や信号の組み合わせを生成、試験手順を単純なものから複雑なものまで開発できます。同様に、信号を取得する際にもシングルショット、FIFOストリーミング、マルチレコーディング、ゲート サンプリング、およびABA(サンプリング レート スイッチング)モードを使用できます。これらの機能を柔軟性のある様々なトリガモード(チャネル、外部、ソフトウェア、window、re-Arm、ロジック、delay)と組み合わせて使用することで、重要なイベントの発生を見逃さないようにできます。

hybridNETBOXのフロントパネルにはデジタイザ チャネルとAWGチャネルに加えて、複数のデジタル入出力コネクタが備えられています。これらのコネクタを使用することで、ユニットを試験システムへ簡単に組み込めるようになります。たとえば、AWGチャネルで使用できる同期マーカを出力でき、これによって他の機器または測定器を正確に制御できるようになります。同様に、外部クロックおよびトリガーを適用してユニットと他の装置を同期することも可能です。

例:hybridNETBOXモデルDN2.825-04には、分解能16ビットで最大レート625 MS/sの波形を出力できる4個のAWGチャネルが、それぞれ分解能14ビット500 MS/sの信号をサンプリングできる4個のデジタイザチャネルとあわせて備えられています。


高速なAWGおよびデジタイザの設計と構築に関する知見を30年以上積み重ねてきたスペクトラム社は、お客様が製品を安心して利用できるように業界トップクラスとなる5年保証を提供しています。この保証には、各ユニットに設定された耐用期間中のソフトウェアおよびファームウェアの無料アップデートが含まれています。また、お客様はスペクトラム社のハードウェアおよびソフトウェア エンジニアによるサポートを受けられます。現時点では14種類のhybridNETBOXモデルを利用でき、通常は約3~4週間での納品となります。詳細については、スペクトラム社のウェブサイト(www.spectrum-instrumentation.com)をご覧ください。


スペクトラム・インスツルメンテーション社(Spectrum Instrumentation)について
1989年に創業したスペクトラム社(CEO 兼 創業者Gisela Hassler)は、モジュラー設計を利用することでデジタイザ製品および波形発生器製品をPCカード(PCIeおよびPXIe)やスタンドアローンのEthernetユニット(LXI)として幅広く生み出しています。Spectrumは30年間に、トップブランドの業界リーダーやほとんどすべての一流大学を含む、世界中のお客様に製品をご利用いただいています。当社はドイツのハンブルク近郊に本社を構えており、設計エンジニアやローカルパートナーによる優れたサポートを提供しております。スペクトラム社の詳細については、www.spectrum-instrumentation.comをご確認ください。

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