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(2022/11/14)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:メディアテックジャパン株式会社
クラウドゲーミングと4Kストリーミング用の最新機能をすべて搭載
2022年11月10日 — MediaTek(本社:台湾・新竹市、以下 MediaTek)は本日、4K 120Hzディスプレイ向けに設計された最新のフラッグシップスマートTVシステムオンチップ(SoC)「Pentonic 1000」を発表しました。Pentonic 1000は、Wi-Fi 6/6E対応、映像をスムーズにするMEMC、強力なAIプロセッサ、Precision Detail機能を搭載したDolby Vision IQ (ドルビービジョンIQ)、および8画面のIntelligent Viewを統合しており、ユーザーは複数のコンテンツストリームを同時に視聴またはプレビューすることができます。また、このチップセットは、最先端のビデオコーデックとグローバルのテレビ放送規格に一つのプラットフォームで対応します。
MediaTek Pentonic 1000は、1つのチップに強力なマルチコアCPU、デュアルコアGPU、専用のAIプロセッシングユニット(APU)、ビデオデコーディングエンジンを組み込んでいます。Pentonic 1000は120Hzで最大4Kの解像度をサポートし、ゲーム用途では4Kで144HzまでのVRRが可能です。よりスムーズなゲームプレイを可能にする超高速フレームレートに対応し、さらにAuto Low Latency Mode(ALLM)により、低遅延のエクスペリエンスを提供します。
MediaTek独自のIntelligent Viewテクノロジーにより、さまざまなメディアソースの視聴と、友人とのビデオ会議を同時に実行することができます。MediaTekの一連のAIテクノロジーにより、どのビューにおいても驚異的な画質を実現しています。Intelligent Viewは、1台のディスプレイで最大8つのビュー(他のソリューションと比較して4倍のコンテンツ)を同時に表示できるようにし、ユーザーがウィンドウを移動、切り替え、サイズ変更する際に、ビデオとグラフィックをシームレスに同期させるという、競合他社にはない機能を提供します。
Dolby Vision IQによって利用可能な、DolbyのAdvanced Imagingテクノロジースイートに加わるPrecision Detail(プレシジョンディテール)は、明るい部分でも暗い部分でも驚くほど精細な映像を表示し、Dolby Vision(ドルビービジョン)仕様コンテンツの魅力をさらに引き立てます。質感と奥行の向上により、4KスマートTVで輪郭のシャープさが際立つようになり、新たな次元の映像を体験できます。Precision Detailに加え、MediaTekのIntelligent ViewテクノロジーとDolbyの最先端画像テクノロジーを組み合わせることで、複数のDolby Visionストリームを同時に処理することもできます。ユーザーは Dolby Vision で、多岐に渡るメディアソースを同時に複数のウィンドウで、圧倒的な精細さで視聴することが可能になりました。
Dolby Laboratories リビングルーム部門バイスプレジデントのMathias Bendull氏は、次のように述べています。「Dolby Vision IQとPrecision Detailを統合したことで、Pentonic 1000は4KスマートTVでDolby Vision体験を拡張できるようになりました。DolbyはMediaTekおよびOEMパートナーと連携して、より多くの用途に対応するDolby Visionの驚異的な映像を4KスマートTVに提供していきます。」
MediaTekテレビビジネス部門ジェネラルマネージャーのAlex Chenは、次のように述べています。「MediaTek Pentonic 1000は、4Kストリーミング、クラウドゲーム、ビデオ会議、ウォッチパーティーなど、今日のスマートTVのトレンドに対応するよう特定して設計されています。4K HDRコンテンツ、120Hzフレームレート、MEMC、AI拡張機能、Wi-Fi 6/6E接続、VVCなどの最先端コーデックのサポートによって、Pentonic 1000は究極の4K視聴体験を実現します。」
Pentonic 1000のオンチップAIエンジンは、他のマルチチッププラットフォームよりも優れた性能と電力効率を誇り、業界をリードするAI拡張機能を提供します。MediaTekのアップグレードされたAI-Super Resolution(AI-SR)テクノロジーは、エッジスムージングとディテールの再構成を可能にし、フルHDをまるで4Kのように表示します。MediaTek AI-Picture Quality(AI-PQ)Scene RecognitionおよびAI-PQ Object Recognitionテクノロジーは、リアルな奥行感覚の実現により画質を一段と向上させ、コンテンツに生命を吹き込みます。
MediaTek Pentonic 1000のその他の主な機能は以下のとおりです。
・超高速接続: Wi-Fi 6/6Eのサポートにより、クラウドゲームや4Kストリーミングを低遅延で中断することなく楽しむことができます。
・グローバルビデオおよび4K120pデコーディングを内蔵:Pentonic 1000は、一般的なATSC 3.0、AV1、HEVC、VP9、AVS3規格に対応しているだけでなく、VVC(H.266)用に設計され、VVC導入の先駆けとなっています。
・高度なオーディオ機能: Pentonic 1000には最先端の音声アシスタント機能が備わっているため、ユーザーはスマートTVを使って他のスマートホームデバイスと接続し、Dolby Atmos技術による没入型サウンドを利用することも可能です。
Pentonic 1000を搭載したスマートテレビは、2023年第1四半期までに市場に投入される予定です。MediaTekのPentonicスマートTVポートフォリオの詳細については、https://www.mediatek.jp/products/smart-home/digital-tvをご覧ください。
MediaTek Inc.について
MediaTek Inc.(台湾証券取引所:2454)は、その製品が年間約20億台のコネクテッドデバイスに採用されているグローバルファブレス半導体メーカーです。モバイル、ホームエンターテイメント、コネクティビティ、およびIoT製品向けの革新的なシステムオンチップ(SoC)の開発で市場をリードしています。イノベーションに対する積極的な取り組みにより、電力効率に優れたモバイルテクノロジーや自動車用ソリューション、高度なマルチメディアソリューションを含む主要テクノロジー分野で市場を牽引する地位を確立しています。それらの技術はスマートフォン、タブレット、デジタルテレビ、5G、音声アシスタントデバイス(VAD)、ウェアラブル端末など幅広い製品に活用されています。MediaTek は、スマートテクノロジーを通じて、人々が視野を広げ、容易に目標を達成できるようになるサポートを行っていきます。世界のブランド企業と協業して、優れたテクノロジーを誰もが利用できるようにすることを、企業活動の原動力としています。詳しくは弊社HPをご覧ください。https://www.mediatek.jp/
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