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AC Biode株式会社、世界初*、PET等からメタノールへの解重合に成功し、メカニズムを解明

(2023/10/30)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:AC Biode

AC Biode株式会社、世界初*、PET等からメタノールへの解重合に成功し、メカニズムを解明

反応温度200℃以下、有機溶媒無し、水と触媒のみによる反応

AC Biode株式会社(エーシーバイオード、代表取締役社長:久保直嗣、本社:京都府京都市、以下、AC Biode)は、世界で初めて*、PET等からメタノールへの解重合に成功し、またそのメカニズムを解明したことをお知らせいたします。 *当社調べ。2023年6月時点。


プラスチックは最も深刻なごみ問題の1つであり、国際連合によると、過去65年間で63億トンのプラスチックごみの内、9%しかリサイクルされておりません。プラスチックをリサイクルする方法は、主にマテリアル(メカニカル)リサイクル、サーマルリサイクル、ケミカルリサイクルの3つがあり、各々一長一短があります。

PET等は、プラスチックの中でも比較的リサイクルしやすいものであり、従来のケミカルリサイクルにて、テレフタル酸(TPA)とエチレングリコール(EG)を回収する方法は、国内外にも複数存在します。当社は、独自の手法を用いて(当社にて特許申請済)、メタノールまで解重合することに成功し、またそのメカニズムを解明しました。今後は、スケールアップしてテストを実施し、異種混合ポリエステル、ポリエチレンの低環境負荷解重合技術を開発、国内または海外にて、3年以内の商業化を目指します。

本技術は、以下、国内外の団体等により表彰を受けました(敬称略)。英国ケンブリッジ大学、
米Think Beyond Plastic、スイスSolarImpulse財団、ドイツINAM、豪州GBC、日本財団、シンガポール
Lee Kuan Yew Global Business Plan Competition (LKYGBPC 2023)等。
また、フランスChangeNow(パリ)、フランスPolluTec (リヨン)、オランダTBB (EU傘下EIT InnoEnergy主催、アムステルダム)等に出展しており、今後も積極的に国内外で展示、発表していく予定です。

PETからメタノールへの解重合イメージ図(有機溶媒は使用せず、弊社の触媒、水、180℃のみ)

【AC Biodeについて】
AC Biodeは、「化学技術により、地球の温暖化ガス削減と海洋プラスチックはじめグローバルなごみ問題解決・リサイクル率向上に貢献する」をミッションに掲げ、交流電池と回路の開発、廃プラ解重合触媒等の開発
(Plastalyst: プラスタリスト)、各種吸着剤開発展開等を行っております。ルクセンブルクに法人、英国ケンブリッジ市に事務所があり、欧州と日本等で事業展開を行っています。



ポリエチレンやPET等をモノマーに解重合することに成功し、特許も複数申請中です。

画像は、けいはんなプラザラボ@京都府での実験の様子




▼製品、技術に関するお問合せはこちら:
https://acbiode.com/contact.html

【採用情報】
材料科学(有機、無機、ハイブリッド、ポリマー、天然高分子)、電気化学、触媒化学の技術者に関し、積極的に採用を行っております。

・勤務地:けいはんなプラザラボ(京都府) 海外出張の機会もあります。
・技能:有機合成、無機合成が実施できること。各種実験試薬の取り扱いに長けていること。真空系及び加圧系の装置や操作に習熟していること。可燃ガスと不活性ガスを適切に取り扱えること。
・言語等:日本語または英語。日本語を話せた方がいいですが、必須ではありません。

CVに写真、性別記載は不要です。
化学技術により環境問題に貢献することにご関心ある方は、お気軽にご連絡ください。CVを日本語、または英語でお送り下さい〈両方の言語は必須ではありません。カバーレターは不要です〉

▼採用に関するお問合せはこちら:
Tadashi.kubo@acbiode.com

【会社概要】
会社名 :AC Biode S.a r.l.(ルクセンブルク法人)、AC Biode株式会社
WEB  :https://acbiode.com/
設立日 :2019年4月1日
資本金 :1億円(日本法人)
所在地 :ルクセンブルク、京都府京都市左京区岩倉花園町498番地6
事務所 :英国ケンブリッジ市、東京都大手町
代表者 :代表取締役社長 久保直嗣
事業内容:交流電池と回路の開発、廃プラ解重合触媒等の開発、各種吸着剤開発展開等

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