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STマイクロエレクトロニクスとERG、イタリアにおける再生可能エネルギーの長期供給契約を締結

(2023/12/15)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:STマイクロエレクトロニクス


多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、再生可能資源によるヨーロッパの大手独立系電力会社であるERGは、STのイタリアにおける事業で使用される再生可能エネルギーの供給について、2024年から2038年まで15年間の電力購入契約(PPA)を締結したことを発表しました。再生可能エネルギーは、子会社のERG Power Generationを通じて供給されます。STはイタリアにおいて、アグラテ工場(ミラノ近郊)およびカターニャ工場の2拠点で半導体を製造しており、これらの工場には複数の研究開発部門や、設計、販売、およびマーケティング部門も含まれています。

今回の契約は、ERGがSTに対し年間約250GWhの再生可能エネルギー(15年間で合計3.75TWhに相当)を販売するものです。このエネルギーは、シチリア島パレルモ近郊のカンポレアーレ風力発電所およびカターニャ近郊のミネオ・ミリテッロ・ヴィッツィーニ風力発電所で生成されます。いずれも、効率向上と大幅な発電量増加のために最先端技術でアップグレードされた最先端の発電プロジェクトであり、総設備容量は151.4MWです。

STのエグゼクティブ・バイスプレジデント 兼 最高購買責任者(CPO)であるGeoff Westは、次のようにコメントしています。「今回の契約は、2027年までのカーボン・ニュートラル達成(スコープ1、2、および3の一部)および、再生可能エネルギー使用率100%達成目標に向けた、きわめて重要なステップです。PPAは、STがサステナビリティにおける変革を進める上で大きな役割を果たすでしょう。2024年より始まるERGとのPPAにより、研究開発、設計、販売、マーケティング、およびチップの量産を含むイタリアにおける事業に対し、きわめて多くの再生可能エネルギーが供給されます。」

ERGの最高経営責任者(CEO)であるPaolo Merliは、次のようにコメントしています。「世界的なテクノロジー企業であるSTと今回の契約を締結できたことを喜ばしく思います。STは、ERGと同様に、産業プロセスにおいて再生可能エネルギーを使うことで脱炭素化に取り組んでいます。この契約により、パルティニーコ・モンレアーレ風力発電所に続き、さらに2つの新しい発電プロジェクトを拡大できるようになります。エネルギー販売メカニズムを通じて、現在の市場水準に合わせて収益を安定させることができるようになります。また、投資に対して適正な報酬を確保できます。」

STのエネルギーおよび気候変動への取り組みの詳細については、ウェブサイト( https://sustainabilityreports.st.com/sr23/environment/energy-and-climate-change.html )をご覧ください。

STは、本契約にあたり、PPAアドバイザリ・パートナーであるact renewable GmbH社(多国籍企業向けの再生可能エネルギー・コンサルタント企業)、Pexapark AG社(再生可能エネルギー市場情報、ソフトウェア、アドバイザリ企業)、Parola Associati社(外部法律顧問)のサポートを受けました。

ERGについて
ERGは、80年以上にわたりエネルギー市場で事業を展開するとともに、70年にわたり石油産業部門において各国の発展を支援してきました。ERGは、ビジネス・モデルを完全に転換することで現在のエネルギー・システムの世界的な脱炭素化プロセスを予測し、世界的なエネルギー・シナリオの課題へ挑戦しました。石油産業部門を放棄し、再生可能エネルギーと天然ガスによる発電の主導的役割を約10年間で獲得することにより、生態系に配慮した事業への移行を完了しました。現在はイタリアの代表的な風力発電事業会社として、ヨーロッパの風力発電事業会社の上位10社、またイタリアの太陽光発電事業会社の上位6社に名を連ねています。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。

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