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【新商品】鉱物油エマルジョンからソリューションへの移行を加速する"beacon Cure(ビーコンキュア)"

(2024/1/17)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:ユカワ化工油株式会社

【新商品】鉱物油エマルジョンからソリューションへの移行を加速する"beacon Cure(ビーコンキュア)"

もうエマルジョンには戻れない。時代は、臭わない切削現場へ


<新製品>性能回復剤 beacon Cure(ビーコンキュア)
2021年12月に発売された画期的な透明切削油”beacon”は、発売から2年が経過し、お客様からも実績やデータが集まってきたことで、一定の評価とノウハウも蓄積されてきました。
beacon移行時に懸念されることが多かった、他油が混じるという問題も2年の経験と検証により性能回復剤を添加することで問題なく解決することができている。
2024年1月ユカワ化工油は、エマルジョンからbeacon移行時の問題解決に最適化した新商品である性能回復剤の"beacon Cure(ビーコンキュア)"を発表しました。
ユカワ化工油では、これまでも人と環境に調和した透明切削油beaconのコンセプトで、他油の分離をテーマにしてきました。劣化の原因は他油=外的要因 であることから、工作機械で使用される潤滑油や加工工程の前工程から入ってくる他油の対応で”beacon Cure(ビーコンキュア)” の完成までに2年間を費やしました。beacon analyticsとカルテデータの検証結果から"beacon Cure(ビーコンキュア)"を用いた新たなサービスが確立しました。使用中の切削油の性能回復という手段を得て、beaconの廃棄は大幅に延長できることが確認できました。
 ”beacon”が掲げる4つのベネフィット「職場変革」「手間いらず」「環境負荷低減」「切削の見える化」に関心の高い企業様を中心にこれまで導入が進んできました。その後、実際に導入していただいた皆様の声には、4つのベネフィット以外にも切削現場で起こっている切実な課題や最新の解決方法が凝縮していました。製造現場は、今あらゆる面で変わろうとしている。切削油に関しても、臭うエマルジョンの環境から、臭わないソリューションを用いることで大きな変化が起きています。
 今回2年間の営業・現場からの幅広い反響をまとめ、新しい"beacon Cure(ビーコンキュア)"を発表し、これからエマルジョンからソリューションへの移行を検討する皆様へ性能回復剤の性能を広く知っていただくことで、現場の環境改善に役立つことをユカワ化工油は期待しています。

beacon導入検討時にお客様が不安に思う10の事柄



導入実績が増えたことで、従来の*エマルジョン型クーラント(以下エマルジョン)から*ソリューション型クーラント(以下ソリューション)である”beacon”を導入検討する際に、不安や疑問に思うことに対応、整理してきました。ソリューションからの移行時にもっとも問題になる他油が混合して乳化するという課題に対して、多くの時間を費やして対応、検証した結果、今回の新しい回復剤"beacon Cure(ビーコンキュア)"は生まれました。"beacon Cure(ビーコンキュア)"開発のきっかけとなったお客様が不安に思う10の事柄についても広く共有していきます。
*エマルジョン型クーラント:水と混ざらない油などを界面活性剤で極小の油滴にして水中に分散させた乳化状態で使用するクーラント。
*ソリューション型クーラント:すべてが水に溶解する製剤で構成されているため水に対し溶解性が高く安定性が持続するクーラント。

01:ウチで切削している金属でもソリューション“beacon”で加工できますか?

事前にお客様が使っている切削油を、潤滑性試験(Reichertすべり摩擦試験機)にて性能評価行い、“beacon”で加工可能なことを確認したうえで、お使いの加工に最適な種類の“beacon”を選定してご提案しております。
また、"beacon"は一般的な非鉄金属に対して、腐食や変色が起きないことを確認しております。




最新の5軸加工機にbeacon type9 を導入いただきました。アルミ材、SUS材の加工をされております。生産効率の改善と省資源化によるCO2排出量低減を目指されております。
株式会社高木化学研究所 様





02:工作機械メーカーの人が、エマルジョンの方がよいというが、、?

工作機械メーカーの方でも、(新しい製品である“beacon“の存在を知らず)そういうことを言われる方もいます。そういった場合も、お客様が実際にお使いいただき性能的に安心して導入いただいております。既に試験導入から3年間が経過しておりますが、機械にダメージがあったという事例はございません。


03:交換しないでどれくらい使えるの?

従来のエマルジョンは、適正な乳化状態の維持が難しく長期使用ができません。一方でソリューション“beacon”は、乳化ではなく水に溶解しますので、長期的に安定した使用が可能です。これまでbeacon電子カルテによって管理をしているお客様で、劣化交換はほとんどありません。


04:エマルジョンからの交換のプロセスが大変ではないの?

クーラントシステム系の洗浄剤 “C-Tube” を、交換前のクーラントタンク内に必要量投入して、最低24時間クーラントシステムを稼働していただきます(その際通常の加工を行っていただいても構いません)。その後C-Tubeを投入したクーラントを抜き取り、“beacon”に交換するだけで使用可能となります。
“beacon”の洗浄性によって、その後乳化状態になっても性能回復剤 ”beacon Cure(ビーコンキュア)” をいれることで取り除くことができます。
交換するだけで、積年の大掃除と新環境を手にいれることができます。

交換前のエマルジョン(C-Tube投入前)


05:生産性が向上すると聞いたが、どう向上するの?

従来のエマルジョンでよく起こった、液の劣化による切削性能の低下や泡立ちによるクーラント吐出量調整や機械停止がなくなります。泡だった場合も "beacon Cure(ビーコンキュア)" をいれて他油を分離することで泡立ちがおさまります。カルテの試験項目閾値管理により、長期に渡り性能が維持できます。

beaconクーラントの洗浄性は不良品をつくらないために機械やワークを常にきれいな状態に保つことが重要と考えております。例えばワークチャッキングにおける基準面やロボットの爪とワークの間に切くずが付着しないようにするために必要です。また、機械内の堆積物は粘稠であり機械稼働部の動作不良にもつながります。
“beacon”ではこのようなことが起きないための洗浄性を考慮しました。そして何よりもオペレーターの方々の作業環境の改善による生産性向上が最も大きいという声を多く聞きます。

最新のインテリジェント複合加工機に導入していただいております。複合旋盤でも申し分ない潤滑性で加工に支障はありません。複合旋盤で懸念される泡立ちも発生せず、生産性が向上しております。


06:切削油の使用量は本当に減るの?

従来のエマルジョンと同様に使っても、beaconは使用量が減ります。
さらにbeaconでは、製品特性から加工室内の汚れやワーク、切くずに付着残りが少なくなります。水分の蒸発があっても有効成分が減らないため、補充液の継ぎ足しの希釈倍率が低濃度であっても、希釈濃度が維持できます。手持ち屈折計(Brixメーター)での濃度計測が誰でも正確にできることから使用量のムダがなくなります。そして何よりも"beacon"の水希釈に手順はありませんので、誰にでも簡単に特別な希釈装置を使用せずとも安定したクーラントをつくることができます。更液期間を延ばせばもっと使用量は減ります。


07:エマルジョンでも困っていないが、わざわざ交換する必要あるの?

製造現場では長らく当たり前に考えられていて、誰も重要な問題ととらえず、慣習になってしまっていることが多くあります。

でも、現場は本当に困っていないでしょうか?

毎年細かく更液をしていることで、実際には存在している課題や問題が”見えない化”されているのです。実際には、エマルジョンを使用する以上、大量の油を廃棄して性能を維持しています。環境負荷の高いエマルジョンを使う時点で、地球にも社員にも高い負荷を抱えているという課題に、気がついていないお客様もいました。

一番悪いのは、
「現場に実際に存在する課題が、見えなくなっていること知らないこと
です。


08:油を変えることによる新たな健康被害はありませんか?

新たな切削油を使用することで、現状起こっていない健康被害がないか気にされるお客様も一定数いらっしゃいます。
“beacon”は人の健康を損なうおそれや、環境ホルモンなど化学物質排出把握促進法(化管法)の指定化学物質を排除した処方で作られております。また、REACH規則の高懸念物質の排除もしております。


09:加工後加工室内が乾いた状態になっていますが、錆ないの?

乾いたように見えても防錆効果があります。エマルジョンのようにベタベタしなくても防錆ができるのが“beacon”の特徴です。


10:サポート体制はどうなっていますか?

“beacon”は、導入前から導入後の運用までセンシングで継続していくことでお客様の手間要らずになる商品設計となっています。導入前診断では、潤滑性能の比較やクーラントタンク内の微生物の繁殖状況などを使用液サンプルより診断して、適切に選定と交換に必要な情報をお届けします。導入後では電子カルテ(サンプルをもとに定期診断サポート)の提供を行います。
問題が起こってからの対処ではなく、問題が起きる前に状態を把握するのが ”beacon” の強みです。“beacon” 使用液での劣化原因は、他油による影響が最も多いことから、性能回復剤 "beacon Cure(ビーコンキュア)" を用いて対処をします。

“beacon” はクーラントタンクに入れて終わりではなく、お客様自身で上手に使ってもらうところまでサポートします。
ソリューションの”beacon”導入後、もう一度エマルジョンにもどったお客様は、この2年間で一件もございません。


エマルジョンからの転換、最も注意すべきポイント


beaconに交換する前のC-Tube投入でクーラント配管が洗浄され、長年堆積した汚れが交換液と一緒になった様子
性能を維持するためには綺麗なクーラントを使い続けることが重要ですが、エマルジョンではそれができません。劣化して他油と混合したものが機械内に付着して、再溶解しないものが堆積していきます。
“beacon”の洗浄性では、鉱物油単体がbeaconクーラントに混ざることはありませんが、エマルジョン残渣など界面活性剤を含む汚れは一時的に乳化など混ざることがあります。この状態は使用の経過とともに分離の方向に進んでいきます。これまでの事例から、分離した他油がワークに付着するケースがありました。この場合、他油の混入状態を把握するために交換直後の使用液検査を実施します。交換後のサンプルでリスクが検出された場合は直ぐに性能回復剤"beacon Cure(ビーコンキュア)" による処置を実施し改善を計ります。それから2週間後に再度検査をします。その後、概ね3ヶ月後の検査を実施してbeaconのクーラントタンク内での状態確認をします。

”beacon”と"beacon Cure(ビーコンキュア)"を組み合わせることで、加工しながら綺麗になるデトックスが可能になります。


エマルジョンからの移行を急ぐ製造現場のお客様の変化





beacon導入により、使用量と排出量の削減によって製造現場からSDGsを実現できることが具体化した事例
トーシンテック 株式会社 様




beaconに高い関心を示して、導入にふみきる企業にこの2年間でも変化がみられています。
販売初期の1年目は、比較的感度の高い中小工場を中心に、従来のエマルジョンからソリューションの”beacon”に入れ替えが進んできました。ところが2年目に入ってから、大手メーカーからの問い合わせが急に増加しています。

この変化には理由があります。
これまで業界の暗黙の了解で、解決してこなかったクーラントの臭いや環境改善に大手のメーカーも本気で取り組み始めているのです。メーカーが新しい工作機械を導入するタイミングでは、最初に助言を求める工作機械メーカーは最近の切削油の進化を知らないことが多く通常ソリューションを薦めません。工作機械メーカーが切削油を推奨する根拠にしている工業界の資料(非常に古い基準資料)は、実は20年前から情報が全く更新されていないからです。
一方で、自社で新しい取り組みや積極的な環境改善を行なったり、グローバルで持続可能な世界を意識しているメーカーは、自分たちで最善の切削油を探そうとしています。エマルジョンの限界に気付いているからです。クーラントの腐敗や臭い、べとつきが原因で、設備のエラーや製品の不具合が発生した企業、また女性のオペレーターが多いところからも問い合わせが増えています。

彼らの多くがエマルジョンと決別してソリューション(beacon)へ転換しはじめています。

エマルジョンは、更液した初期はいいのですが、加工熱やせん断力を受けると乳化安定性が持続できず、他油と混合して、微生物による劣化が進行することで悪臭をはなっていきます。
一方でソリューションは、そもそも腐敗の原因となる物質が含まれていないので悪臭もしないのです。また”beacon”のように他油の分離と残渣分の水への再溶解ができるソリューションであれば、加工しながら機械が綺麗になります。"beacon Cure(ビーコンキュア)"を用いることで、他油が乳化してもスムーズに移行が行えます。
発売から2年の中で、多くの導入企業の課題を解決しながら完成した"beacon Cure(ビーコンキュア)"を用いることで、エマルジョンと決別する企業も安心してbeaconへの移行が加速していきます。
beacon Cureにより、今年はエマルジョンからソリューションへの転換期となります。


「油を変えれば世界が変わる」





現場を変える!
スタートソリューションbeacon
回復ソリューションbeacon Cure
営業グループマネージャー 川澄健司



beaconの開発から、レビュー期間を経て、販売を開始し、3年が経ちました。
私は販売マネージャーとして、この3年間はbeaconの経年の状態変化をお客様と共に、計測データにより明らかにするための活動に努めてきました。
計測データによる閾値管理の裏付けによりbeacon analyticsの判定判断の正確性を高めることができ、性能回復剤"beacon Cure(ビーコンキュア)" の実用性の検証も併せてできました。これにより従来の切削油ではなし得なかった環境調和型切削クーラントが誕生しました。人と環境にやさしい”beacon”の性能に手応えを感じております。
鉱物油(エマルジョン)からの脱却、腐敗させない、廃液排出量の削減、職場環境改善を掲げて提案をする中で、大半のお客様より手応えのあるお言葉を頂きました。販売を担当している営業グループとしても非常に嬉しく思います。
”beacon”を回復(治療)させる "beacon Cure(ビーコンキュア)" をお試しいただいたお客様からは、「これまでのクーラントでは考えられない」と驚きの声を数多くいただきました。これまで諦めていたクーラントの腐敗臭から解放されたことによる現場の喜びは、体験した方々でないと、なかなかわかってもらいにくいのが実情です。もっと多くのオペレーターの方々にも感じて頂けるような提案を、積極的に行いたいと思います。

さまざまな現場で、生産性の向上などとよく耳にしますが、”beacon”を導入したお客様からは、ストレスなく作業に従事できる方が生産性の向上につながるという言葉をいただきます。そういった持続可能な長期的生産性向上に寄与するブランドとして、現場を変えるスタート・ソリューション”beacon”を、みなさまに知っていただける様に、さらにパワーアップしていきたいと思います。



【販売代理店(サステナブルアクションパートナー)募集】
beaconのコンセプトを通して、持続可能な生産現場をユカワ化工油と一緒にサポートしていく販売代理店(サステナブルアクションパートナー)を募集します。
サポート内容は、beaconの販売とbeacon analyticsによる性状データ情報の収集と分析結果に伴う課題解決活動です。詳細につきましては、営業担当者よりご説明させていただきます。お問い合わせ
メール:beaconf@yukawa.co.jp
TEL:0564-48-2132
https://www.beaconf.jp/contact/index.php
【会社概要】
ユカワ化工油株式会社
代表者:代表取締役 川澄薫
所在地:愛知県岡崎市大幡町東方便野74
会社URL: https://www.yukawa.co.jp/
ユカワ化工油株式会社は2021年に創業51年を迎える。現場主義をモットーに製品のご提供と問題解決のお手伝いを行ってきました。beaconの設計デザインは、2004年の油剤業界では初となる、クーラント遠隔監視システム構築で得られたデータによります。性状変化の少ない耐久性の高い切削油剤を開発し、切削油剤をセンサーとして活用して、液管理の簡素化、トラブル予防、廃棄物の減量化など現場での様々な課題を改善できる新製品とサービスの提供を実現しました。beaconはお客様と一緒に切削現場でSDGsのアクションを起動させます。

▼本プレスリリースに関するお問い合わせ
こちらのサイトの問い合わせフォームからお願い致します。
会社URL内お問い合わせ:https://www.yukawa.co.jp/pages/3/
beaconサイト:https://www.beaconf.jp
iprosサイト:https://premium.ipros.jp/yukawa/

ユカワ化工油株式会社は2021年に創業51年を迎える。現場主義をモットーに製品のご提供と問題解決のお手伝いを行ってきました。
beaconの設計デザインは、2004年の油剤業界では初となる、クーラント遠隔監視システム構築で得られたデータによります。性状変化の少ない耐久性の高い切削油剤を開発し、切削油剤をセンサーとして活用して、液管理の簡素化、トラブル予防、廃棄物の減量化など現場での様々な課題を改善できる新製品とサービスの提供を実現しました。
beaconはお客様と一緒に切削現場でSDGsのアクションを起動させます。

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