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STマイクロエレクトロニクス、スマート・センサを使用したAIoT機器の開発を加速させるウェブベースのツールを発表

(2024/11/29)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:STマイクロエレクトロニクス

STマイクロエレクトロニクス、スマート・センサを使用したAIoT機器の開発を加速させるウェブベースのツールを発表

センサ・ツー・クラウド・ソリューション向けにMEMSに内蔵された機械学習コアのモデルを具現化





STマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、新しいウェブベースのツールである「ST AIoT Craft」を発表しました。同ツールは、エッジノードからクラウドをつなぐAIoT(Artificial Intelligence of Things:モノの人工知能)機器の開発とプロビジョニングを簡単にします。AIoTにはSTのスマートMEMSセンサに内蔵された機械学習コア(MLC)を使用しています。

MLCはSTのユニークなMEMSポートフォリオの1つで、ディシジョン・ツリーの学習モデルをセンサ内で直接実行できます。ホスト・システムを使用することなく自律的に動作できるMLCは、低消費電力で低遅延を実現し、分類やパターン検出など、AI技術が必要な処理を効率的に実行します。

ST AIoT Craftは、センサ内AI用にMLCを利用したIoT機器の開発とプロビジョニングに必要なすべての段階を統合し、セキュアで使いやすいアプローチを提供します。クラウド上のデータをしっかりと保護し、ウェブベースの本ツールでは、デスクトップにダウンロードすることなくオンラインでアクセスできます。インストールにかかる時間を短縮できるため、AIの専門家と組込みソフトウェア・エンジニアのように異なるチームのメンバー間での共同作業が容易になります。

ディシジョン・ツリーのモデル生成用に提供されるツールとして、AutoML機能を備えています。これは、センサのデータセットに最適な属性、フィルタ、ウィンドウ・サイズを自動で選択します。このフレームワークはさらに、ディシジョン・ツリーを学習させてMLC上で実行します。そしてコンフィギュレーション・ファイルを生成し、その学習済みモデルを使えるようにします。初心者でもSTのスマート・センサを迅速かつ容易に導入できるため、AIアプリケーション開発が簡単になります。また、IoT機器をプロビジョニングするために、Data Sufficiency Module(DSM)ツールを使用してゲートウェイをプログラムできます。このDSMツールにより、クラウドに伝送するデータ・ポイントを賢くフィルタリングでき、通信の最適化と消費電力の低減を実現できると共に、今後の再学習が簡略化されます。

ディシジョン・ツリーを使用してセンサ・ツー・クラウドIoTソリューションを構築するために役立つサンプルが用意されています。ファン・コイルのモニタリングや、資産管理、人の状態認識、頭部ジェスチャなどのサンプルがあります。これらのサンプルは、SensorTile.box ProやSTWIN、STWIN.boxなどのIoT向けSTのリファレンス・ボードですぐに実行し、評価できます。また、これらのサンプルをカスタマイズできるため、独自のデータを使用したり、既存のデータセットを強化したりすることで、開発期間を短縮できます。

ST AIoT Craftは、ST Edge AI Suiteリポジトリよりアクセスすることができます。このリポジトリには、機械学習アルゴリズムの開発に必要なあらゆるソフトウェア・ツールやサンプル、モデルが含まれているため、STのエッジAI製品(STM32マイクロコントローラ(マイコン)、Stellarマイコン、MLCやインテリジェント・センサ処理ユニット(ISPU)を搭載したMEMSセンサなど)上で具現化することができます。

AIoT Craftは、オンラインを通じて無償で入手可能です。登録については、ウェブサイトをご覧ください。

STM32は、STMicroelectronics International NVもしくはEUおよび / またはその他の地域における関連会社の登録商標および / または未登録商標です。STM32は米国特許商標庁に登録されています。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、50,000名以上の従業員を擁し、包括的なサプライ・チェーンと最先端の製造設備を有する世界的な総合半導体メーカーです。約20万社を超えるお客様や数千社のパートナー企業と協力しながら、お客様のビジネス創出や持続可能な社会をサポートする半導体ソリューションの開発ならびにエコシステムの構築に取り組んでいます。STのテクノロジーは、スマート・モビリティ、電力エネルギー管理の効率化、クラウド接続型自律デバイスの普及を可能にします。STは、2027年までのカーボン・ニュートラル(スコープ1、2、および3の一部)の実現を目標にしています。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト(http://www.st.com)をご覧ください。


◆ お客様お問い合わせ先
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・センサ製品グループ
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
TEL : 03-5783-8250

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