100年の時を超え、女子美術大学と千葉県佐倉市とをつなぐ展覧会（佐倉市立美術館）

女子美初代校主・佐藤志津の活動と、女子美ゆかりの作家の作品を紹介（7/7～8/12）

女子美術大学の初代校主・佐藤志津は、佐倉市に深いつながりを持つ人物です。佐倉順天堂（のちの順天堂大学）堂主の娘として育った彼女は、女子教育に力を注ぎました。この展覧会では、志津に関する資料から女子美術大学ゆかりの作家の作品に至るまで、志津と女子美術大学の歴史について紹介します。



学校法人女子美術大学の前身である私立女子美術学校の運営には、佐藤志津(1851-1919)が深くかかわっています。志津は、佐倉の蘭医学塾・順天堂第二代堂主となる佐藤尚中（たかなか）の娘として生まれ、第三代堂主・佐藤進の妻となった女性です。
順天堂は天保14年(1843)に佐藤泰然(1804-1872)が佐倉に創始した蘭医学塾で、全国各地から西洋医学を志す者が集い、蘭方医を学びました。志津は明治35年(1902)、財政難のため廃校の危機に瀕していた女子美術学校の初代校主となります。「技術を身につけ、自立した女性の育成を目指す」という女子美術学校の理念に共感した志津は、以降没するまでの15年間にわたり学校経営を担い、熱心に女子教育にあたりました。
平成31年(2019)には志津が没してから100年の節目を迎えます。佐倉市立美術館では、志津に関する資料から女子美術大学ゆかりの作家の作品に至るまで、志津と女子美術大学の歴史について紹介する展覧会を開催いたします。展覧会を通して、志津の目指した理念と活動、そして女子美術大学のこれまでの歩みを振り返ります。
なお、女子美術大学と佐倉市は、平成24年(2012)に連携協定を締結しています。


私立女子美術学校菊坂校舎　明治42年（1909）7月竣工　女子美術大学歴史資料室蔵

会期：2018年7月7日(土)～8月12日(日)
会場：佐倉市立美術館（千葉県佐倉市新町210）
開館時間：10：00～18:00(入館は17：30まで)
休館日：7月9日(月)、17日(火)、23日(月)、31日(月)、8月6日(月)
観覧料：一般600(480)円、大・高校生400(320)円、中学生以下無料
※(　　)内は、前売り（7月6日(金)まで）及び20名以上の団体料金
※市内在住の中・小学生には、学校を通じて、同伴者1名の無料券付き観覧パスポートを配布します。
※障害者手帳をお持ちの方と、その介助者1名は無料です。
協力：学校法人女子美術大学、一般社団法人女子美術大学同窓会、学校法人順天堂、韮崎大村美術館
アクセス：京成本線　京成佐倉駅より徒歩８分
　　　　　ＪＲ総武本線　佐倉駅より徒歩20分またはちばグリーンバス　二番町バス停
ホームページ：http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/


三岸節子《エッフェル塔》
1985年　油彩・カンヴァス　女子美術大学美術館蔵


片岡球子《富士（《富士六題》のうち）》
岩絵具、油彩、金箔、銀箔、樹脂・カンヴァス　女子美術大学美術館蔵

【関連事業】
■特別講演会「日本刺繍の魅力」
2018年7月8日(日)　14：00～
会場：佐倉市立美術館4階ホール
定員：90名
事前申込：先着順(佐倉市教育委員会文化課へ、メールか電話で住所・氏名・電話番号を明記の上お申込みください。)
043-484-6191　[e-mail]
※詳細については　、佐倉市教育委員会・文化課へお問い合わせください。

■ギャラリートーク
2018年8月11日(土・祝)　14：00～
佐倉市立美術館2階展示室前集合
申込不要　無料
※ただし当日展覧会観覧券が必要です。

■相互割引サービス
佐倉市文化財施設-佐倉市立美術館
会期中、武家屋敷・旧堀田邸・順天堂記念館の入館券または3館共通券の半券をご提示いただくと、「女子美術大学と佐藤志津」展の観覧料が2割引きとなります。また、「女子美術大学と佐藤志津」展チケットの半券で3館それぞれの入館券または3館共通券が2割引きとなります。
※すべて利用当日のみ有効です。

■ミテ・ハナソウ・プロジェクト　夏休み企画
2018年7月21日(土)～8月31日(金)
佐倉市立美術館1階エントランスホールにて
お楽しみに！

■ボランティアによる対話型鑑賞会「ミテ・ハナソウ・カイ」(毎月第4日曜日)
2018年7月22日(日)
11：00～/14：00～
申込不要　無料
※ただし当日展覧会観覧券が必要です。

■佐倉楽友協会によるミュージアムコンサート
2018年7月15日(日)14：00～
佐倉市立美術館1階ロビー
申込不要　無料

【関連URL】
http://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000024449.html