企業リリース Powered by PR TIMES

PR TIMESが提供するプレスリリースをそのまま掲載しています。内容に関する質問 は直接発表元にお問い合わせください。また、リリースの掲載については、PR TIMESまでお問い合わせください。

NVIDIA の Tensor コア GPU が世界最速のスーパーコンピューターを加速

(2018/6/26)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:NVIDIA

NVIDIA の Tensor コア GPU が世界最速のスーパーコンピューターを加速

世界最速のスーパーコンピューター 7 台のうち、5 台が NVIDIA GPUを搭載 新しい Tensor コア GPU が HPC と AI を融合し科学的発見を促進




フランクフルト—国際スーパーコンピューティング会議(ISC)—2018年6月25日— NVIDIA は本日、世界トップクラスの AI スーパーコンピューターにはすべて NVIDIA(R) のTensor コア GPU が搭載されていることを発表しました。これは、このたび更新された世界最速システムの上位 500 位リスト(TOP500)に基づくものです。AI スーパーコンピューターは、従来型の HPC シミュレーションと革新的な AI のワークロードの両方を処理できるという、独自の能力を備えています。

このような新しい AI スーパーコンピューターの中には、世界 1 位の速度を誇るシステム Summit と、世界 3 位のシステム Sierra が含まれています。この 2 つはいずれも米国のシステムですが、Tensor コア GPU は日本最速のスーパーコンピューター、 ABCI にも搭載されています。

これらの新システムからは、TOP500 リストにおいてアクセラレーターへの移行がより顕著になっている動きが見て取れます。今や、世界最速システム 7 つのうち 5 つに GPU が搭載されています。また、最新の GREEN500 リストに掲載された、エネルギー効率の上位 20 システムのうち、17 のシステムに GPU が搭載されています。さらに、TOP 500 リストにおいて増大した演算性能の大半は NVIDIA の GPU がもたらしたものです。

NVIDIA のバイス プレジデント兼アクセラレーテッド コンピューティング担当ゼネラル マネージャーであるイアン バック(Ian Buck)は、次のように述べています。「新しい TOP500 リストによって明確に示されているのは、ムーアの法則が終わった時代において、スーパーコンピューティングが進化を続けるにはGPUが必要であるということです。Volta Tensor コア GPU を生み出したことで、NVIDIA はシミュレーションと AI の技術とを組み合わせ、科学を進歩させ、病気の治療法を発見し、新形態のエネルギーを開発できるようになりました。こういった新しい AI スーパーコンピューターはコンピューティングの未来を再定義するものとなるでしょう。」

テネシー大学およびオークリッジ国立研究所の教授であり、TOP500 リストの共同作成者でもあるジャック ドンガラ(Jack Dongarra)氏は次のように述べています。「今年の TOP500 リストが示しているのは、HPC と AI の両方をサポートするシステムに向けた、明らかな移行が生じているという点です。この機能を実現しながら、スーパーコンピューティングのコミュニティが要求する性能・効率性目標も達成するには、GPU などのアクセラレーターが決定的に重要です。」

GPU が世界最速システムにおけるコンピューティングの 95% を実現

TOP500 の中で 1 位のシステムであるオークリッジ国立研究所の Summit は、今月上旬に稼働を開始しました。Summit は倍精度の動作で 122 ペタ FLOPS(1000 兆回の浮動小数点演算)という処理性能を記録し、95 ペタ FLOPS で 2 位のシステムとなった、中国の神威・太湖之光を引き離しています。Summit は、その性能の 95 パーセントを、他のスーパーコンピューターと比べて最多となる 27,648 基の Tensor コア GPU から引き出しています。また、Summit は 3 エクサ OPS を超える AI 性能を有し、AI による混合精度の演算を 1 秒あたり 300 京回実行可能です。

NVIDIA の GPU を搭載したトップクラスのシステムは、他にも存在します。以下はその例です。

· 3 位の Sierra はローレンス リバモア国立研究所に設置されています。17,280 基の GPU を用いて 71 ペタ FLOPS の性能を実現しています。

·5 位の ABCI は日本最速のシステムです。4,352 基の GPU を用いて 19.6 ペタ FLOPS の性能を実現しています。

· 6 位の Piz Daint はヨーロッパ最速のシステムです。5,320 基の GPU を用いて 19.5 ペタ FLOPS の性能を実現しています。

·7 位の Titan を運用しているのは、米国エネルギー省です。18,688 基の GPU を用いて 17.6 ペタ FLOPS の性能を実現しています。

さらに NVIDIA の GPU は、イタリアの Eni 社が有する世界最速の産業用スーパーコンピューター、 HPC4 にも搭載されています。グローバルな石油・ガス産業を対象とした HPC4 は、リストの中で 13 位を占めています。同社の有する 3,200 基の GPU により、HPC4 は 12 ペタ FLOPS の性能を実現しています。

NVIDIAについて
NVIDIAが 1999 年に開発した GPU は、PC ゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となり、世界を認知して理解できるコンピューター、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになりました。今日、NVIDIAは「AIコンピューティングカンパニー」として知名度を上げています。詳しい情報は、http://www.nvidia.co.jp/ をご覧ください。

NVIDIAについての最新情報:
プレスリリース:http://www.nvidia.co.jp/page/newsandevents.html
ブログ:https://blogs.nvidia.co.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/NVIDIAAI.JP/

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

Journagram→ Journagramとは

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

専門誌・海外ニュースヘッドライン

専門誌

↓もっと見る

海外ニュース

↓もっと見る

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン