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鳥取県中部地震から1年 鳥取から日本全国に感謝と元気を発信!『鳥取中部福興祭』開催

(2017/10/16)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:鳥取県

鳥取県中部地震から1年 鳥取から日本全国に感謝と元気を発信!『鳥取中部福興祭』開催

2017年10月21日(土)打吹公園通り・倉吉鉄道記念館周辺(鳥取県倉吉市)

最大震度6弱を観測した鳥取県中部地震の発生から1年となる2017年10月21日(土)に、中部地区の住民や関係者団体、行政が連携し打吹公園通り・倉吉鉄道記念館周辺にて「鳥取中部福興祭」を開催いたします。




地震によって鳥取県中部を中心に大きな被害を受けましたが、公共施設はほぼ復旧を完了。多数の家屋で屋根や壁が崩れるなどした住宅被害も修繕が進み、一部ブルーシートがかかった家屋等が残るものの、ほぼ平常を取り戻しております。また、参道に大きな亀裂の入った三朝町の国宝「三徳山三佛寺投入堂(みとくさんさんぶつじなげいれどう)」への参拝路は、クラウドファンディングによる多くのご支援によって迂回路が完成しました。鳥取県は、元に戻す「復興」を超えて、一つになった地域の力で幸福を興していくという思いを込めた「福興」をかかげ、多大なるご支援への感謝と鳥取の元気をイベントを通じて届けます。

当日は、中部地震からの「福興」を祈念し、多彩なイベントを開催。福興セレモニーでは、中学生による中部地震の体験発表や支援者への感謝状贈呈、園児による合唱や集団演技が披露されます。また、地震発生時刻の「午後2時7分」には、参加者全員で福興の願いを込めて風船を空に飛ばし、平井伸治県知事が全国へ向け、「福興」のメッセージを発信いたします。さらに、同じく昨年震災を経験した熊本県からは「くまモン」が応援に駆けつけ、鳥取県のマスコットキャラクター「トリピー」と共にイベントを盛り上げます。

また、同日、倉吉市内で「地域防災力向上シンポジウムin鳥取2017」も開催。地域の住民一人ひとりが地域防災について理解を深めることを目的に、分科会や講演会・パネルディスカッションを行います。

鳥取県では、今後も住民や関係者団体、行政が一体となり、「福興」に取り組みます。

地域の皆さんの元気な姿


【「鳥取中部福興祭」概要】

・日時:2017年10月21日(土)

・会場:打吹公園通り・倉吉鉄道記念館周辺
※イベント当日は、JR倉吉駅~会場を経由する無料シャトルバスを運行

・内容:福興セレモニー、福興バルーンリリース、福興ウォークなど

・主催:鳥取中部福興祭実行委員会


【「地域防災力向上シンポジウム in 鳥取2017」概要】

・日時:2017年10月21日(土)

・会場:倉吉市内各所

・内容:地域防災力の向上に向けた分科会や講演会・パネルディスカッションなど

・主催:消防庁、鳥取県、倉吉市、三朝町、湯梨浜町、琴浦町、北栄町、(公財)鳥取県消防協会


■鳥取中部福興祭

【福興セレモニー】
場所:倉吉鉄道記念館周辺 時間13:20~14:10
中学生による中部地震の体験発表、園児による合唱や集団演技、中部地震復興支援者への感謝状贈呈式、発災同時刻の午後2時7分に参加者による福興バルーンリリース など

【ステージイベント】
時間14:30~15:00
熊本県から駆けつけたくまモンが登場するステージイベントを開催。
また、鳥取県出身のAKB48 Team8 中野郁海さんがトークライブに登場。15:00からの福興ウォーク出発式では、スタート合図を行います。

【福興ウォーク(ひなビタ♪コース)】
時間 受付14:10、出発式15:00
メインステージをスタートし倉吉白壁土蔵群周辺に配置された「ひなびた♪」のキャラクターパネルを巡りながら散策します。

※ひなビタ♪とは
(株)コナミデジタルエンタテインメントによるWEB連動型音楽配信企画。この舞台である倉野川市は倉吉市がモデルと言われており、平成28年4月には両都市が姉妹都市提携を結びました。

【倉吉銀座秋まつり】
時間11:00~18:00
全国からの支援に対する感謝を込めて、倉吉市銀座マルシェなど市民によるおもてなしイベントを開催します。

【みんなで竹とうろうを灯そうプロジェクト】
時間 ワークショップ11:00~16:00、竹とうろう点灯 17:00~19:00
来場者が竹とうろう作りを体験できるワークショップを開催し、夕方一斉に点灯します。

【福興 光の回廊】
場所:倉吉白壁土蔵群周辺 時間17:00~20:00
かがり火やとうろうの灯りによる光の回廊が倉吉白壁土蔵群周辺に登場します。


■地域防災力向上シンポジウムin鳥取2017

地域住民も含めた様々な分野の人々が連携を強め、それぞれの役割を再確認し、住民一人 ひとりが地域防災についての理解を深める契機とすることを目的として開催します。

【分科会】
時間:10:30~12:00
1.地域防災・自主防災分科会~鳥取県らしい「支え愛」~(場所 倉吉信用金庫うつぶき支店)
2.避難所・避難生活支援分科会~住民避難の課題と対策~(場所 成徳小学校 )
3.福興分科会~災害を乗り越えた「福興」を目指して~(場所 倉吉商工会議所)

【講演会・パネルディスカッション】
会場:成徳小学校体育館(当時の避難所)
14:30~14:45 開会あいさつ
14:45~15:45 基調講演
<講師>柗見吉晴(鳥取大学理事兼副学長)
16:05~17:15 パネルディスカッション
<コーディネーター>柗見 吉晴(基調講演講師)
<パネリスト>石田耕太郎(倉吉市長)、米原諒一(三朝町消防団長)、植木芳美(県健康政策課長)、杉本萌(鳥取看護大学学生)、山下弘彦(日野ボランティア・ネットワーク)、蔵求康宏((一社)鳥取中部観光推進機構 事務局長)


頑張ってます!鳥取の福興に向けた取り組み

【当初の被害状況】

2016年10月21日午後2時7分に鳥取県の中部を震源としたマグニチュード6.6の地震が発生。死者は出なかったものの、重軽傷者は25名、家屋被害は約15,000棟を越えました。またピーク時には3,000人近くが避難所で過ごしました。現在、被災地はほぼ平常を取り戻していますが、瓦の落ちた屋根の修繕が進んでいない家屋もあります。

発生当時の白壁土蔵群の建物被害


◇ふるさと納税・災害義援金による被災地支援

鳥取県では被災地の住宅の修繕などの費用として、ふるさと納税を受け付けています。復興支援を目的に皆様からいただいた寄付金276,459,117円(平成29年9月30日時点)、義援金300,956,379円(平成29年10月1日現在)を、被災住宅の再建や修繕など全額を復興支援に活用させていただいています。

発災当時のブルーシート状況 (写真提供=北栄町)


◇国宝「三徳山三佛寺投入堂」の迂回路 クラウドファンディングの支援で完成

三徳山は地震の影響で、参拝登山道中腹の岩盤に大きなひび割れが生じ、国宝の投入堂へ立ち入ることができなくなっていました。修復には多額の費用と長期の工期が予想されましたが、早期の入山再開のために迂回路の整備を検討し、インターネット上で寄付を募る「クラウドファンディング」を利用。739人の支援者から目標金額2,000,000円の4倍以上となる計9,053,000円の寄付をいただき、迂回路が整備された結果、今年4月に再び参拝ができるようになりました。

三徳山三佛寺投入堂

<参考:三徳山三佛寺(みとくさん さんぶつじ)について>

鳥取県中部の東伯郡三朝町、標高900メートル近くに位置する「三徳山」は、慶雲3年(706年)に修験道の行場として開山され、その後、「三佛寺」と号すようになりました。現在、全山が国指定史跡および名勝、国立公園に指定されているほか、急斜面に建つ奥院投入堂は国宝であり、山岳仏教の代表的建築物とも言われます。開山1300年以上という歴史の重みと、断崖絶壁に佇む奥院投入堂の神秘的な光景は、年間3万人の訪問者たちを魅了し続けています。

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