【テックポイント・インク】HD液晶ディスプレイコントローラー「TP6806」を開発、サンプル出荷開始

～カーナビ、電子ミラーなど車載用途に対応～

テックポイント・インク（米カリフォルニア州サンノゼ　代表者：社長兼CEO　小里文宏　以下当社）は、カーナビや電子ミラーなど車載機器に向けた、HD液晶ディスプレイコントローラー（液晶ディスプレイ制御用半導体）「TP6806」を開発、サンプル出荷を開始したことを発表いたします。 Keywords：カーナビ、電子ミラー、HD液晶ディスプレイコントローラー、TP6806




自動車や車載機器において、安全運転支援システムの導入が活発に進んでいます。カーナビや電子ミラーといったディスプレイ関連機器は、より高精細の映像ニーズや、安全を確保するため機能向上など、さらなる進化が求められています。

当社は、こうしたカーナビや電子ミラーを実現するのに最適な、液晶ディスプレイコントローラー「TP6806」を開発、サンプル出荷を開始。また、2018年第４四半期から量産を開始いたします。本製品は、200万画素（1080P）以上のHD液晶ディスプレイへの対応はもちろん、独自規格HD-TVIに加え、標準規格NTSCおよびPAL映像にも対応。従来のSD画質の車載カメラ映像から、HD画質の車載カメラ映像まで処理可能です。

本製品は、更なる安全性向上に向け、１.固着検知（フローズンディテクション）、２.ファーストブート、３.TCON内蔵の各ニーズにも次の通り対応しています。

１.固着検知機能へのニーズ
入力映像の固着を検知した際に、カメラのオリジナル映像にスムーズに切り替えてディスプレイに表示する固着検知機能（フローズンディテクション）を搭載。死角をカバーするバックカメラの異常を回避し、子供を巻き込むといった事故の未然防止に貢献します。

２.ファーストブート
システムの立ち上がりを待たずに独自に起動する、ファーストブート機能を搭載。これにより、エンジン起動後、すぐに映像表示を可能にします。

３.TCON内蔵
液晶ディスプレイへの出力として、各種パネルの仕様に合わせたTCON（timing controller）での対応およびLVDS（Low Voltage Differential Signaling）での対応も可能にしています。

また、HD-TVIとCVBSデコーダー、そして、オンスクリーングラフィックエンジン、タッチスクリーンコントローラーの機能までを本製品一つに統合。これにより、中小型ディスプレイを使用するカーナビや電子ミラーにおいても実装面積を低減し、限られたスペースでの実装を可能にしています。

本製品は、半導体の小型化、および映像の高解像度化と低コスト化の両立を実現する設計力を生かすことで商品化しました。今後も当社は、車載カメラシステム用製品を拡充し、安心・安全に関わるさまざまなシーンで利用されるカメラを支えていきます。

なお、本製品の出荷による、当社2018年12月期通期の業績予想への影響は軽微の見込みです。


【製品概要】
製品名：液晶ディスプレイコントローラー「TP6806」
伝送規格：HD-TVI 4.0（当社独自規格）、NTSC／PAL
対応画素数：1080P（フルハイビジョン対応）
フレームレート：60および50フレーム/秒

【当社概要】
社　名：テックポイント・インク（Techpoint Inc.）
設　立：2012年4月
所在地：アメリカ合衆国　カリフォルニア州　サンノゼ
従業員数：69（2018年6月末時点）
事業内容：監視（防犯）カメラシステムと車載カメラシステム向け半導体の設計および販売
URL：https://www.techpoint.co.jp/

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000030946.html