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(2018/11/5)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会は、2018年9月3日(月)~12月28日(金)をメイン期間とし、アートイベント「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)を、墨田区を中心とする隅田川流域各所にて開催しています。
3年目となる今年は、世界的に活躍するアーティスト等を招聘し、北斎や隅田川にちなんだ作品やプログラムを制作・発表する「パイロット企画」を開催します。
木ノ下歌舞伎 秋の特別講座「キノカブの学校ごっこ」
歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する木ノ下歌舞伎。今秋、パリ・ジャポニスムに参加する「勧進帳」等の映像上映会や主宰の木ノ下裕一によるトーク「古典早わかり600年」、すみだにちなむ演目の実演付きレクチャーやワークショップなど、座学も実技も盛りだくさんの学校です。
日時:11月9日(金)~11日(日)、16日(金)~18日(日) ※金曜日はスペシャルプログラムを開催
会場:YKK 60ビル AZ1ホール(東京都墨田区亀沢3-22-1)
プログラム:
11/9 [金] 19:00~21:00 【前夜祭】桂吉坊 木ノ下裕一ふたり会 凸凹伝芸教室@すみだ
講師:桂吉坊(落語家)、木ノ下裕一
ひとつの歌舞伎演目と、それをパロディにした落語を取り上げ、落語家・桂吉坊による落語と、木ノ下による歌舞伎演目レクチャー、ふたりによるマニアックな古典談議で、伝統芸能を深く掘り下げてゆきます。楽しみながらためになる、高座×講座のスペシャル企画です。
11/10 [土] 11:30~13:10 木ノ下の勝手に古典芸能史 第一講 「アバンギャルド≒能」
講師:木ノ下裕一
能・狂言の成立から、文楽の隆盛、歌舞伎が古典芸能として定着するまでの芸能史を全4回で語り尽くそうという超大胆企画。案内人・木ノ下裕一の独断で厳選した聞き応えたっぷり、見どころ満載の古典探検の旅に皆さまをお連れします。
11/10 [土] 13:50~15:30 歌舞伎のなかの現代、現代のなかの歌舞伎
講師:日置貴之(白百合女子大学准教授)
長い年月の間、演者の身体を介して伝承されてきた日本の古典演劇は、現代ではともするとかつて持っていた社会的文脈とは切り離されて鑑賞されがちです。この講座では、歌舞伎のいくつかの作品を取り上げて、初演当時の「現代演劇」としての歌舞伎の姿を見ていくとともに、現代における上演の際に生じるさまざまな問題について考えていきます。
11/10 [土] 16:00~17:40 木ノ下流・補綴演習~入門編~
講師:木ノ下裕一
「補綴」とは古典作品を精読し、解釈を固め、カットや加筆など編集をほどこし、上演目的に沿った戯曲に仕立て直す作業のことです。今回はその“入門編”として、万葉集や百人一首の和歌を題材に、補綴の第一歩である古典精読の方法を木ノ下が伝授。そのあと、実際にオリジナルの現代語訳にも挑戦していただきます。やればやるほど古典が愛おしくなる……「補綴」の虜になること間違いなしです。
11/11 [日] 11:30~13:10 木ノ下の勝手に古典芸能史 第二講 「センチメンタル≒狂言」
講師:木ノ下裕一
能・狂言の成立から、文楽の隆盛、歌舞伎が古典芸能として定着するまでの、芸能史を全4回で語り尽くそうという超大胆企画。案内人・木ノ下裕一の独断で厳選した聞き応えたっぷり、見どころ満載の古典探検の旅に皆さまをお連れします。
11/11 [日] 13:50~15:30 隅田川の映してきたもの
講師:児玉竜一(早稲田大学教授、早稲田大学演劇博物館副館長)
大都市には偉大な川がつきものです。パリにセーヌが、ロンドンにテームズが、そして江戸東京には隅田川があります。隅田川は、『伊勢物語』にも登場して、江戸では珍しい古典文学の御当地でもありましたから、隅田川の物語は多彩に進化発展膨張を遂げてゆきます。隅田川の「世界」の広がりを通して、歌舞伎作品の作り方をご紹介します。
11/11 [日] 16:00~17:40 義太夫の名盤を聴く
講師:木ノ下裕一 助手:山道弥栄
レコードに残された近代の義太夫の名人たちの芸にどっぷり浸かることのできる講座です。豊竹山城少掾(二世豊竹古靱太夫)、三世竹本津太夫から四世越路大夫までを、義太夫ファンの木ノ下がマニアックに(好き放題に)解説します。
11/16 [金] 19:00~21:00 【特別講義】パリ凱旋!木ノ下歌舞伎『勧進帳』映像上映会
講師:木ノ下裕一
2016年に現バーションを発表し、今年11月にはパリ公演も実現する木ノ下歌舞伎『勧進帳』(演出・美術:杉原邦生[KUNIO])。今回は2016年・京都公演の映像上映会を行います。パリ「ジャポニスム2018」公演時のエピソードも語り尽くす、木ノ下の解説&トーク付き!
11/17 [土] 11:30~13:10 木ノ下の勝手に古典芸能史 第三講 「メタフィクション≒文楽」
講師:木ノ下裕一
能・狂言の成立から、文楽の隆盛、歌舞伎が古典芸能として定着するまでの、芸能史を全4回で語り尽くそうという超大胆企画。案内人・木ノ下裕一の独断で厳選した聞き応えたっぷり、見どころ満載の古典探検の旅に皆さまをお連れします。
11/17 [土] 13:50~15:30 藤浪小道具ワークショップ「歌舞伎小道具のヒミツ」
講師:藤浪小道具株式会社
作品のディテールを支えるものとして、歌舞伎には欠かすことのできない小道具。今回は実際に芝居で使用されている小道具に触れていただくだけでなく、普段は公開されない製作過程もご覧いただきます。また、製作にともなう苦心ポイントや、演目に則した小道具の選び方についてなど、小道具にまつわるディープなお話しも伺う予定です。「見て・聞いて・触って」小道具の魅力を存分に味わう体験型ワークショップを是非お楽しみください。
11/17 [土] 16:00~17:40 描かれた歌舞伎
講師:渡邉晃(太田記念美術館主幹学芸員)
江戸時代の人々に親しまれた出版メディアである浮世絵。当時大人気だった歌舞伎も役者絵として描かれ、膨大な数が出版されています。本講座は、当時の人々にとって浮世絵はどんな存在だったのか?という疑問からはじまり、役者絵の流れや、葛飾北斎と役者絵の意外な関係まで、浮世絵と歌舞伎の関わりについて対談形式で楽しく学びます。
11/18 [日] 11:30~13:10 木ノ下の勝手に古典芸能史 第四講 「コンテンポラリー≒歌舞伎」
講師:木ノ下裕一
能・狂言の成立から、文楽の隆盛、歌舞伎が古典芸能として定着するまでの、芸能史を全4回で語り尽くそうという超大胆企画。案内人・木ノ下裕一の独断で厳選した聞き応えたっぷり、見どころ満載の古典探検の旅に皆さまをお連れします。
11/18 [日] 13:50~15:30 歌舞伎批評を“批評”する
講師:小林昌廣(情報科学芸術大学院大学教授)
江戸時代に流行した歌舞伎劇は、評判記という形で当時のありさまは伝えられていますが、独立した劇評というジャンルが生まれるのは明治期に入ってからです。劇評家三木竹二から現在のSNSによる歌舞伎批評にいたるまで、「歌舞伎にとって批評とは何か」また「批評にとって歌舞伎とは何か」について考察します。
料金:
[単券]1講座¥2,500
[前夜祭|凸凹伝芸教室@すみだ]¥3,500
[特別講義|『勧進帳』上映会]¥1,500
※墨田区在住・在勤の方は全講座¥500割引。高校生以下は全講座¥500。事前にチケットをご購入いただいた場合は、当日受付にて、ご住所・勤務先のわかるものをご提示いただければ、キャッシュバックいたします。
[通し券]¥25,000
※全11講座と『勧進帳』上映会を受講いただけます。「前夜祭|凸凹伝芸教室@すみだ」は含まれません。
[木ノ下の勝手に古典芸能史 全4回:セット券]¥8,000
コーディネーター:木ノ下裕一
会場デザイン:角浜由香
運営スタッフ:山道弥栄、本郷麻衣
企画:木ノ下歌舞伎
助成:公益財団法人セゾン文化財団
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎 主宰)
1985年和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の補綴・監修を自らが行う木ノ下歌舞伎を旗揚げ。代表作に『黒塚』『東海道四谷怪談—通し上演—』『三人吉三』『心中天の網島』『義経千本桜—渡海屋・大物浦—』など。渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』(2018)の補綴を務めるなど、外部での古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。
「隅田川ディスコ with ミラーボールカー」
江戸から現代へ、進歩の象徴である「車」をミラーボールに見立て、空中に吊り下げて回転させる西野達の作品「ミラーボールカー」が隅田川をディスコ化!ライトアップされるミラーボールカーに合わせ、音楽やグルメ、お酒を楽しめる夜のエンタメスポットが出現します。アートを眺めながら非日常の野外ディスコ空間を楽しもう。
本事業は、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の委託により、「平成30年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査に係る試行プロジェクト」として実施されています。
日時:11月23日(金・祝)~25日(日)17:00~20:00
※天候や川の状況により中止の場合あり
※「ミラーボールカー」の点灯、DJタイムは18:00~(予定)
会場:隅田川テラス(吾妻橋船着場付近)・墨田区役所前うるおい広場(東京都墨田区吾妻橋1-23-20)
プログラム:
11/23(金・祝)17:50~18:20 「ミラーボールカー」点灯式
出演:ラッキィ池田(振付師)
「ようかい体操第一」などを手がけてきた墨田区出身の人気振付師・ラッキィ池田が登場。イベントのマスコット的存在・ミラーボールマンと一緒に、ディスコの開幕を盛り上げます。ラッキィ池田が振付を手がけた「すみだ川音頭」の振付レクチャーコーナーも!
11/23(金・祝)~11/25(日)18:00~20:00 DJタイム
出演:TAICHI MASTER(DJ・音楽プロデューサー)
DJ・音楽プロデューサーとして活躍するTAICHI MASTERが出演。CMJK(元・電気グルーヴ)のユニットにサポートメンバーとして参加した後、ele-king協力のもとレーベルを立ち上げ、KREVAが在籍していたユニットやKICK THE CAN CREWらを続々とデビューさせた名プロデューサーが、新旧の邦楽を織り交ぜた様々な世代の心に響くセットリストでお届けします。
11/25(日)17:30~18:00 クロージングセレモニー
出演:西野達、鈴木康広(アーティスト) 司会:レイチェル・チャン
「ミラーボールカー」の作者・西野達と、12月に隅田川を運航予定の「ファスナーの船」の作者・鈴木康広によるトークショーを開催。世界で活躍する2人の現代アーティストが、それぞれの作品の意図や、隅田川の賑わい創出などについて語り合います。
西野達(アーティスト)
1960年名古屋市生まれ。武蔵野美術大学とミュンスター芸術アカデミーで彫刻を学び、1997年から主にヨーロッパで活動。世界各都市で彫像や建造物、公共空間を変容させる大胆で冒険的なプロジェクトで知られる。「Discovering Columbus」(2012年・NY)、「The Merlion Hotel」(2011年・シンガポール)など。2018年度「芸術選奨美術部門文部科学大臣賞」受賞。
鈴木康広「ファスナーの船」
日常の何気ない風景や身近な物からインスピレーションを受け、ものごとの見方を変える作品で知られる鈴木康広が、隅田川で「ファスナーの船」を運航します。江戸の頃から花火や花見で賑わう隅田川は庶民の遊び場。豊かな文化を育んできた川を「ファスナーの船」が行き来しながら開き、対岸をつなぎます。
本プロジェクトは、内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の委託により、平成30年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査として実施しています。
日時:12月中旬~下旬 12:00~14:00(予定)
※天候や潮の状況により、運航を休止したり、実施時間が前後する場合があります。
会場:隅田川の吾妻橋から桜橋の間を運航(予定)
鈴木康広(アーティスト)
1979年静岡県生まれ。既にあるものや見慣れた現象に新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。代表作に《まばたきの葉》、《ファスナーの船》、《空気の人》など。
美術館を始め、公共空間での展示、大学や企業の研究機関とのコミッションワークにも取り組んでいる。2014年、水戸芸術館にて鈴木康広展「近所の地球」、2017年、箱根彫刻の森美術館にて「鈴木康広 始まりの庭」を開催。「第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016に日本代表として出展。2014毎日デザイン賞受賞。平成29年度文化庁文化交流使。武蔵野美術大学准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。
「隅田川 森羅万象 墨に夢」とは
「隅田川 森羅万象 墨に夢」(通称:すみゆめ)は、葛飾北斎が90年の生涯を過ごした隅田川流域で、墨で描いた小さな夢をさまざまな人たちの手で色付けしていくように、芸術文化に限らず、森羅万象あらゆる表現を行っている人たちがつながりながら、この地を賑やかに彩っていくことを目指していくアートプロジェクトです。
主催:「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会、墨田区
特別協賛:アサヒグループホールディングス株式会社
協賛:YKK株式会社
協力:YKK AP株式会社
一部共催:株式会社KADOKAWA
*株式会社 KADOKAWA との共催による事業は、平成 30 年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査に係る試行プロジェクトとして実施されています。
■本事業に関するお問合せ
「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会 事務局
〒130-0013 東京都墨田区錦糸1-2-3(公益財団法人墨田区文化振興財団内)
TEL:03-5608-5446
FAX:03−5608−1289
E-mail:sumiyume@sumida-bunka.jp
ウェブサイト:http://sumiyume.jp/
Twitter:@SumiYume2016
Facebook:https://www.facebook.com/sumiyume.sumida/
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