AXIPシリーズ ムービーミドルウェア「LESIA」を提供開始

H.264を超えた超高圧縮コーデック。アルファチャンネル、HDR、ランダムシークなどに対応し、かつてない映像表現へ。

株式会社アクセル（本社：東京都千代田区、代表者：松浦一教）は、アクセルが開発、提供する独自のミドルウェア製品群「AXIPシリーズ」にムービーミドルウェア「LESIA（リーシャ）」をラインアップすることを発表します。


「LESIA」は、アクセルが独自開発した超高圧縮ムービーコーデックです。独自開発のアルゴリズムにより、汎用的なコーデック(H.264)に比べて高い圧縮率を実現し、ゲーム・アプリ開発においてデータ容量やダウンロード時間への負担を抑えながら、ムービーを利用したリッチな映像演出が実現可能です。エフェクトやガチャの演出等をムービーで実装することで、演出の差し替えが容易となり、ゲーム開発のワークフローを改善します。さらには、アルファチャンネル、HDR、ランダムシークにも対応しており、かつてない映像表現を実現します。また、コーデックのコアから自社開発を行っているため、複雑なライセンス体系を気にせずに導入が可能です。

■静止画像での比較


LESIAはDCT（離散コサイン変換）を用いない独自のアルゴリズムを採用しており、画像を圧縮した際に出現するブロックノイズを大幅に削減することができます。

■「LESIA」の特徴
汎用コーデックよりも高い圧縮率で効果的にデータ容量を削減


LESIAは特にアニメ系素材に対して高い圧縮率を実現し、効果的にデータ容量を削減できます。
ムービーのみならず静止画の圧縮にも適用可能で、ダウンロード速度や、アプリ容量制限、SDカードからの読込ボトルネックの改善に貢献します。

YUV444色空間対応
LESIAは、一般的に使われているYUV420よりも高精度なYUV444に対応。YUV420では2ラインに滲んでしまう1ピクセルの赤いラインも、YUV444では劣化なく正確に表現することができます。

HDR対応
LESIAは、HDRに対応した高輝度データでの取り扱いが可能です。OpenEXRからのエンコード、Unity(R)でのfloatバッファへのデコードに対応しています。

アルファ付き動画対応
LESIAは、マルチストリーム再生やアルファチャンネルに対応しています。アルファチャンネルを専用のアルゴリズムで符号化することで、デコード負荷の増加を抑えています。アルファチャンネルの対応によりテクスチャやエフェクトにムービーを活用頂けます。

ランダムシーク対応
LESIAは、圧縮率を維持しながらランダムシークできるモードに対応しています。倍速再生や逆転再生が可能となり、かつてない柔軟な演出に対応します。

■仕様及び提供物




製品 WEB サイト (https://lesia.jp/)

AXIPについて
AXIPは、動画・音声圧縮から超解像・ディープラーニングまで、エンジニアやクリエイターの思い描く表現力・演出力を、もっと高品質にもっと手軽に実現するソフトウェアIP、ミドルウェア製品群です。業界最高水準の多様なミドルウェア製品群を提供することで、他社にないトータルソリューションを実現しています。
（ https://ax-ip.com/ ）

アクセルについて
株式会社アクセルは、グラフィックスLSI、圧縮伸長技術の研究開発を強みとするファブレス半導体メーカーであり、高度な画像処理能力が要求されるパチンコ・パチスロ機向けのグラフィックスLSIで圧倒的なシェアを得ています。また、差別化を担う要素技術の研究から、製品化を実現するハードウェア、ソフトウェア開発力まで総合的に有することを強みとして、ミドルウェア、暗号技術（セキュリティ、ブロックチェーン）、機械学習の3分野における事業にも注力しています。ミドルウェアの分野では、画像の圧縮から超解像、AIまで、最先端のアルゴリズムを搭載したミドルウェア製品を開発・提供しています。

■本リリースに関するお問い合わせ先（報道関係者）
株式会社アクセル ( https://www.axell.co.jp/ ）
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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000004053.html