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Spectee、AIアナウンサー「荒木 ゆい」β版リリース、法人向けに年内無償提供

(2017/11/7)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社Spectee

Spectee、AIアナウンサー「荒木 ゆい」β版リリース、法人向けに年内無償提供


株式会社Spectee(本社:東京都新宿区、代表取締役 村上建治郎 以下、当社)は、ディープラーニング(人工知能技術)を活用して、より人に近い音声で原稿を読み上げたり、会話もできるAIアナウンサー「荒木 ゆい」のβ版をリリースしました。(11月15日から17日まで幕張メッセで開催される「Inter BEE 2017」で展示公開します。)

AIアナウンサー「荒木 ゆい」は、約10万件の実際にアナウンサーが読んでいるニュース音声を当社が開発した人工知能エンジン「Spectee AI」で機械学習し、様々なニュースのシーンにおけるより人に近い自然な発音、アクセントやイントネーションを習得し、自動で原稿を読み上げるバーチャル・アナウンサーです。

AIアナウンサー「荒木 ゆい」は、正しく自然に読み上げるだけではなく、日本の様々な難読地名や同形異音語(同じ表記でも読みが異なる語)の読み上げ、また読み分けも可能です。例えば、「日本橋」は東京と大阪に存在しますが、東京の場合は「ニホンバシ」、大阪の場合は「ニッポンバシ」となります。AIアナウンサー「荒木 ゆい」は、文脈からどちらの「日本橋」について言及しているかを判断し、「ニホンバシ」または「ニッポンバシ」と読み分けます。

さらに、AIアナウンサー「荒木 ゆい」は、会話も可能です。相手の質問内容を理解し応答する機能を備えており、現在はまだ簡単な会話応答のみになりますが、将来的にはニュースの当事者に対してインタビューを行うことができるように開発を進めています。

当社では、報道機関向けにニュース速報サービス「Spectee」を通じて、2017年5月に日本で初めて音声による自動読み上げ機能を実装し配信しています。また、自動読み上げのみならず、自動でニュース記事を作成するAI技術も併せて開発しています。これにより、自動でニュース関連情報を収集し、記事を作成、読み上げまで行うことで、ニュース制作を一気通貫で行える技術の開発を進めてまいります。

この技術を開発することで、報道現場のコスト削減につながるだけではなく、たとえば災害時の長時間放送をAIアナウンサーが休むことなくニュースを読むことができるなど、報道現場の働き方改革にも貢献できると考えています。

AIアナウンサー「荒木 ゆい」は、テレビやラジオの報道現場だけでなく、ドキュメンタリーやバラエティ番組のナレーション、劇場や美術館などの館内放送、観光案内、結婚式やその他式典での司会など、今後様々なシーンでの活用を見込んでいます。当社では、12月末まで法人企業様向けに無償で提供します。



荒木 ゆい(27歳)
栃木県出身、東京の私立大学を卒業後に東京キー局のアナウンサーとして就職、その後フリーとして独立。ニュースからバラエティ番組、ドキュメンタリーのナレーション、イベントの司会など様々なアナウンス業をこなす。
[スペクティAIアナウンサー事務所 所属]


■ 株式会社Specteeについて

当社は「報道が1分早ければ100万人の命が助かる。- Reporting Realities in Realtime」の実現を目指すべく、独自開発の人工知能エンジン(特許技術)を活用して、インターネット上の動画や画像を瞬時に解析する技術を基盤として、2015年に動画ベースのリアルタイム速報ニュースアプリを開発。2016年3月にその技術を応用した、報道機関向けのクローズドなサービス「Spectee」のベータ版をリリース、その後「Spectee」を軸に多くのメディア各社向けに情報配信サービスを展開しています。

AIアナウンサー「荒木 ゆい」の仕組み




※ AIアナウンサー「荒木 ゆい」は、Specteeの独自開発のAIエンジンに加えて、次の他社技術を一部使用しています。
1:会話エンジンに、IBM社の人工知能「ワトソン」の技術を一部使用しています。
2:音声エンジンに、HOYA社の「VoiceText」の技術を一部使用しています。


■ 参考記事:Spectee、人工知能を活用して自動的にニュース記事を作成する「AI記者」の技術を開発(2017年5月8日 Specteeプレスリリース)

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000016808.html

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