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(2017/11/7)
カテゴリ:イベント
リリース発行企業:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
伝統と新しさ、地域やジャンルの垣根を超えたパフォーマンスで延べ13,000人以上の参加者を魅了。
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催は、スポーツだけでなく多彩な文化を誇る日本にとって最大の契機となる。「東京キャラバン」がスタートした2015年以来、総監修・野田秀樹が日本や国境を越えた多種多様なアーティストに呼びかけ、おおよそ交わることのない表現者たちの“文化混流”から創出されたパフォーマンスを発表し「東京キャラバン」は進化し続けてきました。
始動から3年目を迎え、これまでの「東京キャラバン」の活動に感銘を受けた日本全国の44の自治体(道府県、政令指定都市、中核市)から、次なる開催候補地として立候補をいただきました。
2017年は、8月19日(土)、20日(日)の京都・亀岡でのワークショップを皮切りに、京都・世界遺産 二条城[9月2日(土)、3日(日)]、東京・八王子[9月9日(土)、9月10日(日)]、熊本[10月9日(月・祝)~13日(金)、15日(日)]で開催いたしました。
東京都及びアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が、開催地の自治体とともに「東京キャラバン」を計画・実施し、各開催地で延べ13,000人以上の方に「東京キャラバン」にご参加いただくことができました。
また、八王子、熊本では、リーディングアーティストに振付家・ダンサー「コンドルズ」主宰の近藤良平を迎え、八王子では“参加型”、熊本では“巡回型”の新たな東京キャラバンのスタイルも生まれています。
日本中を巻き込む文化ムーブメントとして全国各地で実施される「東京キャラバン」は、人々の心に “わくわく”と“どきどき”の種を蒔き、2020年を越えた未来へと続く文化活動の基盤となることを目指し引き続き活動してまいります。2018年以降の展開にも注目ください。
-2018-2020年の開催候補地-
北海道、秋田県、いわき市、川越市、富山県、豊田市、広島県、愛媛県
<東京キャラバン in 京都・亀岡>
新たな表現が生まれる創作の現場を披露。二条城のステージに向けた公開ワークショップ。
東京キャラバン2017は京都・亀岡のワークショップからスタート。二条城が本番となるパフォーマンスに向けた創作現場を観覧いただきました。ワークショップには、総監修を務める野田秀樹や2015年より参加している女優の松たか子に加え、「食」を通じて表現するアーティスト 諏訪綾子/フードクリエイション、甲冑でのパフォーマンスが人気の書道家 青柳美扇などが初参加となりました。また、京都を拠点に活躍するアーティストとして、佳つ菊(祇園甲部芸妓)、豆千佳(祇園甲部舞妓)、祇園祭鷹山保存会 囃子方、球乗り型ロボットで結成された村田製作所チアリーディング部が参加し、京都ならではの新しい表現を創り上げていきました。祇園祭鷹山保存会 囃子方や津軽三味線「小山会」、和太鼓「Atoa.」の演奏に誘われるように次々と観覧者が集まり、2日間でおよそ800人が訪れ、表現者たちが“文化混流”しながら、新しい表現を創り上げていく様子を観覧しました。伝統のある芸妓、舞妓と、最新型の球乗り型ロボットの共演のように「普段出会わないもの同士の交わりから新しい何かを見出す。」その野田氏の言葉通り、参加アーティストも日常にない交わりを楽しみながら表現していました。
【日時】
2017年8月19日(土)13:00~17:00、8月20日(日)10:00~17:00
【会場】
生涯学習施設・道の駅ガレリアかめおか コンベンションホール(京都府亀岡市余部町宝久保1-1)
【参加アーティスト】
野田秀樹、松たか子(女優)、諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)、佳つ菊(祇園甲部芸妓)、豆千佳(祇園甲部舞妓)、祇園祭鷹山保存会 囃子方、村田製作所チアリーディング部(球乗り型ロボット)、青柳美扇(書道家)、津軽三味線「小山会」、和太鼓「Atoa.」、“東京キャラバン”アンサンブル (パフォーマー)
【参加クリエイター】
名和晃平(美術・空間構成)/SANDWICH| 木村舜(美術)、ひびのこづえ(衣装)、原摩利彦(音楽)、大曽根浩範(編曲)、井手茂太(振付)、青木兼治(映像)、井上嘉和(写真)
【主催】
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)
【協力】
亀岡市
<東京キャラバン in 京都・二条城>
ジャンルを超えた表現者たちが、国内各地から世界遺産・二条城の特設ステージに集結。
世界遺産である二条城で開催された東京キャラバン in 京都・二条城。夕暮れの幻想的な雰囲気の中、オープニングはフードクリエイションが五感を刺激するフードをサーブするパフォーマンスで観客を「東京キャラバン」の世界へと引き込みました。ステージは京都を代表する花街・祇園甲部の芸舞妓の舞からスタートし、現代のテクノロジーを駆使した村田製作所チアリーディング部の球乗り型ロボットと繊細に動きを合わせ、初の舞の共演となりました。その後も、ユネスコ無形文化遺産 京都祇園祭の鷹山を保存、維持継承している祇園祭鷹山保存会 囃子方の音に現代の若者を想起させる振り付けのパフォーマーが躍動したり、和楽器と西洋弦楽器による合奏に、書道家・青柳美扇がダイナミックに書を披露したりするなど、“文化混流”した表現が次々と展開されました。中でも会場の視線を一気に集めたのは、女優 松たか子。総監修・野田秀樹が書き下ろした物語「夏の魂の中で」を朗読すると、“東京キャラバン”アンサンブルの身体的表現と交わり、その幻想的な世界で観客を魅了しました。さらに松たか子と中納良恵/EGO-WRAPPIN’によるアカペラ歌唱にのせて、能楽師・津村禮次郎が美しく舞うシーンに会場が酔いしれ、ジャンルを超えた芸術・文化が打ち解けあう瞬間の果てしないパワーを感じさせました。パフォーマンスは、多数の事前申し込みの中から抽選した約850人(2日間)が観覧し、インターネット放送は7,000人以上に視聴され、大いに盛り上がりました。
【日時】
2017年9月2日(土)、3日(日)19:00~20:00
【会場】
世界遺産・二条城 国宝・二の丸御殿前 特設ステージ(京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541番地)
【参加アーティスト】
野田秀樹、松たか子(女優)、中納良恵/EGO-WRAPPIN’(ミュージシャン)、津村禮次郎(能楽師)、諏訪綾子/フードクリエイション(アーティスト)、佳つ菊(祇園甲部芸妓)、豆千佳(祇園甲部舞妓)、 祇園祭鷹山保存会 囃子方、村田製作所チアリーディング部(球乗り型ロボット)、青柳美扇(書道家)、津軽三味線「小山会」(小山豊、小山浩秀、小山貢将)、和太鼓「Atoa.」(高橋勅雄、高橋亮)、大谷祥子(箏曲家)、勝井粧子(箏曲家)、ストリングスチーム(揚見日南子、喜連麻衣、山本みなみ、太田かなえ、石豊久、巳崎響介)、“東京キャラバン”アンサンブル(秋草瑠衣子、石川詩織、近藤彩香、上村聡、川原田樹、黒瀧保士、末冨真由、手代木花野、福島彩子、吉田朋弘)
【参加クリエイター】
名和晃平(美術・空間構成)/SANDWICH| 木村舜(美術)、服部基(照明)、ひびのこづえ(衣装)、原摩利彦(音楽)、大曽根浩範(編曲)、赤松絵利(ヘアメイク)、井手茂太(振付)、青木兼治(映像)、井上嘉和(写真)
【協力】
ULTRA SANDWICH PROJECT#13(美術制作)、WLK(和小物)
【主催】
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、京都文化力プロジェクト実行委員会(京都府、京都市、京都商工会議所等)
<東京キャラバン in 八王子>
八王子の空の下、古今東西の踊りを通し、表現者、参加者たちが出会い混じり躍動した二日間。
野田秀樹が提唱する「人と人が交わるところに『文化』が生まれる」というコンセプトに賛同した近藤良平(振付家・ダンサー・「コンドルズ」主宰)が東京キャラバンに初参加し、総監修の野田秀樹とタッグを組み、 9月9日(土)の公開ワークショップ 、10日(日)の参加型パフォーマンスの2日間、延べ約1,700人の参加者と共に踊り尽くしました。八王子で試みたのは“参加型”の東京キャラバン。各ダンサーがやぐらに上がって踊りのポイントをレクチャーし、やぐらの下では集まった参加者が、パラパラ、ジュリアナなど50年代から現代までの踊りや各地の伝統の踊りを楽しみました。仙台すずめ踊り・高橋組、ハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)が即興でコラボレーションするなど東京キャラバンならではの“文化混流”を参加者と共に体感しました。八王子芸妓衆の艶やかな舞や、京都での演目の一部「夏の魂の中で」を特別に披露する場面も。会場には現代アーティスト・日比野克彦デザインの、竹をあしらった東京キャラバン特製「やぐら」が登場。ライン引きを使った地上絵ワークショップや段ボールお面、衣装づくりなどのワークショップも実施しました。多様なアートと古今東西のダンスや伝統舞踊など様々な文化が交じり合い「他では決して味わうことのできない」新しいアートパフォーマンスを創り上げました。
【日時】
2017年9月9日(土)14:00~17:00 公開ワークショップ
2017年9月10日(日)11:00~12:30 、14:00~17:00 参加型パフォーマンス
※「伝承のたまてばこ~多摩伝統文化フェスティバル2017~」と同時開催
【会場】
八王子駅周辺特設会場(旧東京都産業技術研究所八王子支所)
【参加アーティスト】
野田秀樹、近藤良平、広崎うらんと仲間たち、琉球舞踊(嘉数道彦、佐辺良和、平良大)、仙台すずめ踊り・高橋組、ハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)、八王子芸妓衆、原宿 ストレンジャーズ(R&R.ロカビリーダンスパフォーマンスチーム)、岡本優(TABATHA)&パラパラダンサーズ、“東京キャラバン”アンサンブル(秋草瑠衣子、石川詩織、近藤彩香、上村聡、川原田樹、黒瀧保士、末冨真由、手代木花野、福島彩子、吉田朋弘、下司尚実、野上絹代、光瀬指絵)、八王子にぎやかし隊(香取直登、ぎたろー、安田有吾、安部萌、岩坪成美、小澤閲子、河合祥子、五月女侑希、しんしゆか、中井沙織、福島梓、宮内愛、山下真由美)ほか
【ジャンル】
仙台の踊り、沖縄の踊り、熊本の踊り、50年代~現代までの踊り(ロカビリー、パラパラ、ジュリアナほか)
【参加クリエイター】
日比野克彦(やぐらデザイン)、SANDWICH|木村舜(美術)、ひびのこづえ(衣装)、青木兼治(映像)、ヤマダユウジ(ドローン空撮)、井上嘉和(写真・ダンボールお面ワークショップ)、前田麻里(衣装ワークショップ)
【主催】
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
【協力】
八王子市、公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
<東京キャラバン in 熊本>
熊本の名所を巡り、熊本特有の「文化」や「幸」と出会い、交わり、新しい“文化混流”が実を結ぶ。
熊本では、近藤良平(振付家・ダンサー・「コンドルズ」主宰)をリーディングアーティストに迎え、“巡回型”の新たな東京キャラバンのスタイルを創出。近藤良平と熊本めぐり音楽隊&アーティストが県内各地を巡るワークショップを展開し、最終日に市内でパフォーマンスを実施しました。山鹿市の八千代座前からの練り歩きでスタートし、歴史ある芝居小屋の八千代座で山鹿灯籠踊りとコラボレーション、熊本かがやきの森支援学校では地元・千原太鼓保存会の子供たちと交流し、天草市民センターではハイヤ踊り(熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部)と創作、13日は現地パフォーマーと共に創作活動を行いました。15日のパフォーマンスは、熊本城を予定していましたが、生憎の天候により会場を変更し、熊本市街の中心地であるびぷれす広場で、熊本の集大成となるパフォーマンスを披露。集まった大人から子供まで笑顔になり、ラストの東京キャラバン in 熊本のオリジナルソングでは、参加アーティストと観客が一体となり大きな手拍子が沸き起こりました。熊本の6日間で延べ2,900人以上が参加し賑わいました。
【ワークショップ】
・2017年10月9日(月・祝)-知- 山鹿市 八千代座前~さくら湯前 ほか
16:00~17:00 「練り歩きパフォーマンス」
・2017年10月10日(火)-交- 山鹿市 八千代座
11:00~14:00 ワークショップ 「山鹿灯籠踊り」
15:00~15:50 パフォーマンス 「山鹿灯籠踊り」
・2017年10月11日(水)-鼓- 熊本市 熊本県立熊本かがやきの森支援学校 体育館 ほか
16:00~17:00 「千原太鼓」
18:00~20:00 「チーム熊本」(非公開)
・2017年10月12日(木)-動- 天草市 天草市民センター 展示室
14:00~17:00 「ハイヤ踊り」
・2017年10月13日(金)
熊本市内---創作活動(非公開)
【パフォーマンス】
・2017年10月15日(日) -結- 熊本市 びぷれす広場
10:00~15:00 公開リハーサル 15:00~17:00 参加型パフォーマンス
【参加アーティスト】
近藤良平、山鹿灯籠踊り保存会、熊本県太鼓連盟(千原太鼓保存会、チーム熊本)、熊本県立天草拓心高等学校郷土芸能部、熊本めぐり音楽隊&アーティスト(稲田貴貞/テナーサックス、小西英理/アコーディオン、坂口修一郎/トランペット、たむらぱん/シンガーソングライター、チャンキー松本/歌・切り絵作家、いぬんこ/絵描き、南條レオ/パーカッション、ぽん宇都良太郎/ベース、しみずけんた/カバキーニョ、岡田カーヤ/アルトサックス・隊長)、和太鼓「Atoa.」(高橋勅雄、高橋亮)
【参加パフォーマー】
Masashi(サンバダンサー)、COCORO(タップダンサー)、水上初佳(ダンサー)、しんしゆか(パフォーマー)
【参加クリエイター】
青木兼治(映像)、宮井正樹(写真)、中西瑞美(衣装・ヘアメイク)
【主催】
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、熊本県、熊本市、公益財団法人熊本県立劇場、 熊本市現代美術館(公益財団法人熊本市美術文化振興財団)
<東京キャラバンとは>
国内外で多様なアーティストと出会い、“文化混流”することで生まれ続ける新たな表現
「東京キャラバン」は、東京2020オリンピック・パラリンピックの文化プログラムを先導する東京都のリーディングプロジェクトとして、2015年に始まりました。劇作家・演出家・役者である野田秀樹の発案により、多種多様なアーティストが出会い、“文化混流”することで、新しい表現が生まれるというコンセプトを掲げ、それぞれのジャンルを超えたパフォーマンスを各地で展開しています。2015年の東京・駒沢に始まり、昨年はリオデジャネイロ、東北(仙台・相馬)、六本木にて、東京スカパラダイスオーケストラや宮沢りえ(女優)、津村禮次郎(能楽師)など芸術文化界で活躍する様々な著名人が参加し、それぞれの圧倒的なパフォーマンスで延べ25,000人以上の観覧者を魅了しました。
オリンピック・パラリンピックの東京2020公認文化オリンピアードとして本格始動した今年度からはさらに全国各地に出没し、「文化サーカス」を繰り広げていくとともに、国や地域を越えた交流を継続的に図ることで、東京2020大会以降の文化的な基盤を創っていきます。
詳細は、公式Webサイト( http://tokyocaravan.jp/ )にてご覧いただけます。
※本文中の「祗園」の「ぎ」は、システム上のフォントの都合により「示」へんにて表示されますが、正しくは「ネ」へんとなります。
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