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振り返ると今年の1―2月があらゆる資源商品市場の大底だったと言えるだろう。... LME市場のなかで最も安価ではあるが、安価であるゆえに需要は伸び続けている。... つまりあらゆる資源商品は大底を経て...

商品市場の潮目はすでに5月第1週から変化していることは前回報じた。つまり中国の商品取引所は、バブル的急騰や昨年の中国株式市場の暴落の再来を避けるべく鉄筋、鉄鉱石、その他商品の先物価格の上昇を抑えるため...

中国の投機的取引の規制により商品市場から資金は引き揚げられ、ある意味では上げの時と同じように「想定外の水準」まで下がる可能性は否定できない。 長らく続く世界の金融緩和で市場に流動性資...

金属資源市況はまだまだ強基調が続いている。... 金融緩和による過剰流動性資金により株価(および商品価格)だけは上がっているが、実体経済が脆弱なためにもう一段の利上げに踏み切ることがで...

3月内に収束すると思われた中国発の鋼材バブルは今なお続いている。これは筆者もまったく予想外だった。18日に電炉最大手の東京製鉄が鉄鋼製品価格を2013年12月以来となる全品種値上げを行ったこともインパ...

商品市場は国内と海外では対照的な値動きになっている。海外市場では4月の米利上げが後退したことによりドル安が進み、投機マネーは株、商品に流れやすくなっている。... 海外の金属商品市場では「パナマ文書流...

春節明け以降、2月上旬から始まった中国発の商品市況高騰も、ここにきて一服した感がある。... 同じ商品市場の中で原油の下げを非鉄で補う(非鉄を売って損失を少なくする)動きが、またぞろ広...

いわゆる資源のスーパーサイクルとは2003年―13年の10年間だった。... この10年で特徴的なことは中国を世界経済のエンジンとして資源需要は膨らみ、中国はじめ世界的な資源消費の拡大から経済拡大を続...

中国の鋼材価格の上昇が下支えしているが、この中国市場の市況感についても懐疑的な見方が少なくない。上海先物市場(SHFE)や唐山市場で鋼材価格は上昇してきたが、その上昇スピードは明らかに...

資源商品市場を読む(59)根拠なき熱狂 (2016/3/16 商況・材料相場表)

前々週から資源商品市場は軒並みBULL(強含み)マーケットとなり原油、鉄鉱石、非鉄金属まで上昇を続けた。... 現在の世界の株高、商品市場についても「根拠なき熱狂」のなかにあるのではな...

前回に商品市場は底入れしたのではないかと記したが、その後も鉄から非鉄金属まで上がり続けている。... 商品先物指数であるCRB指数は4日に169・73ポイントと年初来高値に接近、バルチック海運指数も4...

これを踊り場と見るべきか、底入れと見るべきかは議論分かれるところだが、中国はじめ世界各国で経済クラッシュはなんとしても回避したいという点は一致しており、原油、鉄鉱石、金属資源についても、これ以上の下落...

これにより、2Q以降は炭酸リチウムの価格水準はキロ当たり11―12ドルに上昇すると予想されるが、現在の供給ひっ迫感、スポット市場の騰勢からすると今後も値上がりは続く可能性が高い。前述したが下落する資源...

先週は中国が春節でマーケットインしていなかったにも関わらず為替、株式、商品市場は荒れた。... こうした経済背景を踏まえると、やはり資源商品市場に対してもポジティブに見ることは難しい。... 多少の上...

中国が春節休暇に入ることで今週から来週にかけての資源商品市場はさほど大きくアップダウンすることはないと予想されるが、商品市場の先行指数となる数値はかなり悪化している。 ... 中国政...

資源商品市場を読む(53)国内素材産業の今後 (2016/2/3 商況・材料相場表)

この1週間の資源商品市場は原油の反発、日米欧の株価の安定、先週末の日銀によるマイナス金利導入で、金属市場はにわかに上昇し、為替は121円まで円安が進んだ。... 鉄鋼業界内では数年前から語られていたこ...

資源商品市場を読む(52)上昇続ける炭酸リチウム (2016/1/27 商況・材料相場表)

資源商品市場は、中国はじめ世界の株価、原油の動向に振り回されている。... サウジアラビアの国営石油会社が原油安の中でも石油、ガスの生産能力の投資を続けると表明したこと、イランの原油市場復帰から下落し...

年明けから株式、商品までリスク回避の売りが続いている。... 中国経済の先行きは混とん暗澹としており、中国株の続落が世界同時株安となり、資源商品市場も下がる、という流れがパターン化している。... あ...

年が明けてまだ10日を過ぎた頃だというのに世界は騒がしく、相場は株式から商品まで下がり続けている。... そしてこの資源相場全面安に加えてもう一つ重要なのは為替の円高。世界の金融市場で現在のような不安...

2016年も鋭く資源世相を斬っていきたい。... 昨年も述べたが、LME市場は多くの生産者、実需家、投資家が絡んでいるため、価格には一種の自浄作用が働き、最終的には誰もが納得できる価格帯に落ち着く。

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