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[ 政治・経済 ]
(2015/11/24 05:00)
日本企業がタイで優秀な人材の確保に苦慮している。人材紹介会社、ジェイエイシーリクルートメント(JAC)がまとめたタイの労働市場の動向によると、日系企業の給与水準は、欧米系企業より2割安く、現地では高給な欧米系企業や地場企業に人材を奪われているという。タイは東南アジアの中核拠点としての重要性が高まっており、将来は財務や経営戦略部門などで人材の”争奪戦“が起きる可能性もある。
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JACによると、英語が話せる製造業の営業職の給与は日系企業の場合、年収75万―90万バーツ(約255万―300万円)に対し、欧米系は90万―115万バーツ(約300万―390万円)。役職が上がるほど差は広がり、幹部職だと差は2倍以上になることもある。
タイは失業率が1%を切り、労働力不足が深刻な売り手市場。就職先候補は多く、「職を求める人はまず給与で企業を選別する」(JACタイランドの山下勝弘社長)。最近では「...
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(2015/11/24 05:00)
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