[ 地域経済 ]

東京・大田区、加工技術で新たな市場へ−医工連携119件進行中

(2015/12/16 05:00)

産学連携から医工連携へ―。東京都大田区で加工技術を医療器具などに活用する医工連携の動きが活発化している。大田区は2012年に医療機関と区内中小企業の連携を支援する拠点「大田区医工連携支援センター」を開設。医療機関や医療機器製造・販売企業と区内製造業との交流を促す。現在進行中の連携案件は119件に上っている。(南東京・門脇花梨)

「以前から食品を扱い、衛生管理を徹底していた上、輸血パックの樹脂部分を製造していた関係で医療分野に参入しやすかった」。3Dプリンターを使って人の骨や臓器を造形する睦化工の古川亮一社長は笑顔をみせる。

磁気共鳴断層撮影装置(MRI)のデータを3Dデータに変換して造形する。樹脂の射出成形を手がける経験から樹脂の知見が豊富で、やわらかいモノはやわらかく、実際の臓器に近い材質を研究して製造する。現在は研究・教育用の臓器を製造するが、今後は個人データを使い、腫瘍の位置まで...

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(2015/12/16 05:00)

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