[ 政治・経済 ]

経産省、上下水道にIoT−水質管理など、来年度に実証試験

(2016/3/14 05:00)

  • 上下水道にIoTを導入することで効率化を促す

経済産業省は上下水道設備などの水インフラにIoT(モノのインターネット)を導入し、効率化を促す実証事業を2016年度に始める。設備の状態や水質に関するビッグデータ(大量データ)を解析し、自動で設備を管理運営するシステムの実現などを目指す。収入減に苦しむ水道事業者の経営体力を高め、老朽化したインフラの更新や統廃合に備える。20年ごろまでに実証を終え、全国の水インフラに対し普及を促す。

4月中をめどにIoT関連システムを手がける企業などを対象に公募をかける。経産省では実証試験として16年度予算案に最大2億円程度の予算を充てる。すでに厚生労働省や日立製作所、東芝などと事業化調査を実施している。

計画では水道管や浄水場内の機器などに計測器を取り付け、流水量や水質などのビッグデータを集めて人工知能などで解析。漏水や機器の故障の予見のほか、エネルギー消費量や薬品投...

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(2016/3/14 05:00)

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  • 経済産業省は上下水道設備などの水インフラにIoT(モノのインターネット)を導入し、効率化を促す実証事業を2016年度に始める。設備の状態や水質に関するビッグデータ(大量データ)を解析し、自動で設備を管理運営するシステムの実現などを目指す。収入減に苦しむ水道事業者の経営体力を高め、老朽化したインフラの更新や統廃合に備える。20年ごろまでに実証を終え、全国の水インフラに対し普及を促す。

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