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[ 商社・流通・サービス ]
(2016/4/19 05:00)
熊本県を中心に発生した地震を受け、国土交通省が18日まとめた交通インフラの被災状況によると、九州新幹線は依然、復旧の見通しが立っていない。在来線は5事業者12路線で運転休止した。高速道路は3路線107キロメートルで通行止めだが、一部区間で通行止めが解除されるなど、少しずつ復旧が進む。
九州新幹線では多くの被害状況が明らかになってきた。新玉名駅―新八代駅間で防音壁が約80カ所で落下、高架橋の柱の亀裂が約25カ所以上見つかった。新玉名駅―熊本駅間では煙突が倒壊した。JR九州は高架構造物や軌道設備などの目視点検を実施。
6両編成の全車両が脱線していることから、車体転倒防止に必要な資材を高架上に準備し、約50人体制で車両を線路に載せる作業に入った。復旧作業の終了は未定で、現状、運転再開の見通しも立っていない。
在来線では依然、JR九州の三角線、熊本市交通局の幹線と水前寺線、健軍線など5路線、南阿蘇鉄道が全線運転を休止。熊本や大分県内を走る観光列車なども運転を見合わせている。一方、熊本電気鉄道の藤崎線は18日の始発から全線で運転を再開した。
高速道路では、九州自動車道の植木IC―八代IC(56キロメートル)、大分自動車道の玖珠IC―別府ICなど(49キロメートル)、九州中央自動車道の嘉島JCT―小池高山IC(2キロメートル)が通行止め。一方、大分自動車道の日田IC―玖珠IC(24キロメートル)と別府IC―大分IC(15キロメートル)は17日21時に通行止めを解除した。
熊本空港では、18日も定期便が全便欠航した。ただ、空港の運用には支障がなく、旅客ターミナルでの導線を確保するため仮補修作業を行っている。
(2016/4/19 05:00)
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