[ ロボット ]

ロボ・AIが物流変革起こす-オペレーション複雑化、最新ITで課題を抜本解決

(2016/5/25 05:00)

  • GROUNDが扱う自動搬送ロボット「バトラー」は在庫棚を動かす

  • 管理ブース「次世代コックピット」(日立製作所)

  • GROUND社長・宮田啓友氏

国内の物流現場が変革を迫られている。これまでは紙の伝票と手作業が中心で労働集約型産業の典型だったが、生産人口の減少により雇用の維持・確保が難しくなった。一方でインターネット通販市場の成長で扱う荷物が増え、物流オペレーションは複雑になるばかり。そんな中、ベンチャー企業や大企業がロボットや人工知能(AI)を使った課題解決の提案を始めている。

【ピッキング効率化】

在庫棚を動かす自動搬送ロボットを活用してピッキング作業の効率化を提案しているのがGROUND(東京都江東区)だ。自動搬送ロボット「バトラー」は、7台が1ユニットで既存倉庫の1区画を試用エリアとして運用。クラウドコンピューティングで運用管理し、ピッキング作業を効率化できる。自動倉庫や搬送装置のように膨大な初期投資を必要とせず徐々に拡大できるため、電子商取引を始めたばかりの企業に向く。

GROUN...

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(2016/5/25 05:00)

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