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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/6/11 05:00)
ビール大手4社の5月販売数量が10日、出そろった。ゴールデンウイークが好天に恵まれ、ビールに追い風と思われたが、結果的にはアサヒビール、キリンビール、サントリービール、サッポロビール全社がビール類で前年同月比マイナス、ビール単体もサッポロを除く3社がマイナスになった。ビール類の販売数量は業界全体で同6%強の減になった模様。マイナスは4カ月ぶりとなる。ゴールデンウイークの暦の関係で、5月1-8日の品切れを避けるため、各社が4月末に出荷を集中させたのが影響した。
企業別ではアサヒがビール類で同3%減、ビールで同6%減、キリンは同11%減と同7%減、サントリーは同約10%減と約20%減の大幅減となった。昨年、ゴールデンウイーク期に低価格版「フェスト缶」を発売し数量を伸ばした反動が出た。サッポロはビール類では同1%減だが、ビールはヱビスが10・8%増と伸びたことでプラスを保った。
6月は各社の大型新商品がほぼ一巡したため、父の日や中元などに合わせた販売競争になりそうだ。
(2016/6/11 05:00)