[ 地域経済 ]
(2016/8/11 05:00)
東日本大震災や熊本地震で被災した岩手、宮城、福島、熊本の4県は10日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を活用した観光復興事業を始めると発表した。4県と運営会社のナイアンティックが協力し、ゲームで有利になるアイテムが手に入る拠点「ポケストップ」を被災地に追加設定したり、関連イベントを開催したりする。ポケモンを求めて人が動くというゲームの特性を生かし、観光客の増加につなげたい考えだ。
風評被害で客足が遠のいている被災地。記者会見した村井嘉浩宮城県知事は「被災地を歩き現状を知ってもらうきっかけになれば」と期待を寄せた。岩手県の達増拓也知事は「特に震災被害が大きかった沿岸地方に来てほしい」とPR。ゲームユーザーの利便性向上のため、内陸部から沿岸部への交通アクセス改善に取り組む考えも示した。
(2016/8/11 05:00)