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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/9/1 05:00)
第一三共は2019年度までに約220億円を投じ、米国で医薬品の供給体制を強化する。子会社のルイトポルド・ファーマシューティカルズ(ニューヨーク州)が貧血治療剤「インジェクタファー」の製造拠点数を増やし、安定供給やリスク分散につなげる。ジェネリック(後発)注射剤も老朽設備の更新などで生産能力を高める。米国医薬品市場は堅調な成長が見込まれており、日系製薬各社が投資を加速している。
ルイトポルドは主力製品である医療機関で処方されるインジェクタファーをヒリアード工場(オハイオ州)で生産している。後発注射剤を生産するニューオルバニー工場(同)でも今後、製造する計画で、同工場に97億円を投じる。
がんや消化器疾患などで鉄欠乏性貧血になる患者は多いが、現在は診断率は高くない。今後は診断率が高まり、貧血治療薬の処方も増えるとみて、生産能力を高める。事業継続計画(BCP)の観点で生産拠点を分散する狙...
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(2016/9/1 05:00)
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