- トップ
- 商社・流通・サービスニュース
- 記事詳細
[ 商社・流通・サービス ]
(2016/9/10 05:00)
三菱商事は9日、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルグループの米国メキシコ湾油田開発向けに建造した浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)が、原油生産を始めたと発表した。米国ルイジアナ州の沖合約320キロメートル、水深約2900メートルに位置する深海油田「ストーンズ油田」に設置されており、FPSOによる油田開発では世界で最も深い海底での開発となる。
建造したFPSOは、原油生産能力が日量6万バレル、ガス生産能力が同1500万立方フィート、原油貯蔵能力が80万バレル。三菱商事と日本郵船、オランダのFPSO建造会社SBMオフショアの合弁会社が保有し、最大20年間貸し出す。
三菱商事にとって、今回が4件目のFPSO事業。これまでの実績をもとに、今後も需要が見込まれるFPSO事業の拡大につなげる。
(2016/9/10 05:00)