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[ トピックス ]
(2016/9/26 05:00)
中国の宝鋼集団(上海市)と武漢鋼鉄集団(武漢市)の合併で世界2位の巨大鉄鋼メーカーが誕生する運びとなった。同国の過剰生産能力を解消し、業界の正常化に向けた大きな一歩だとして、国内の業界関係者も期待を寄せている。折しも、日本の鉄鋼大手首脳をトップとする財界の訪中団が要人らと会談。その成果も後押しする。もっとも、これはかつての日本が経験した道。その合理化の苛烈さを経験しているだけに、まだまだその道のりは長いことも覚悟している。(編集委員・大橋修、同・神崎明子)
【“大きな一歩”期待】
「最初の一歩。これでどれだけ弾みがつくかは分からない。ただし、少なくとも初めの一歩を踏み出したことを高く評価したい」。日中経済協会の会長として訪中した新日鉄住金の宗岡正二会長は、宝鋼集団と武漢鋼鉄集団の合併を前向きにとらえる。
両社...
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(2016/9/26 05:00)
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