[ オピニオン ]
(2016/9/26 05:00)
私事ながら先月、わが家に小さな家族が加わってから、にわかに“カメラ小僧”になっている。眠っているところをパチリ、ニコッとしたり手を動かしたりしただけでパチリ。気づけば週に1000枚以上のペースで撮影している。
一眼レフは常に最高画質に設定。静止画だけでなく、フルハイビジョンの4倍の画素数を誇る4Kビデオカメラも新たに購入し、これもやはり4Kの設定で撮りまくる。
その一方で、撮った写真と動画データをどう保存するかという悩みに直面している。4Kビデオは約1時間30分の撮影に64ギガバイトを費やす。パソコンでの一時保管はとうに限界。他の記録媒体に移さなければならない。
家電量販店では「外付けHDDが最もコストパフォーマンスが良い」と勧められた。ただ大容量だと決して安くないし、HDDはちょっとした衝撃でデータが消失してしまう危険があるから、冗長構成もほしい。クラウド上にデータ保管庫を借りる方法もあるが、大事なものは手元に置いておきたい。
思い出を長く残すコストは意外に高い。妥協して撮影ペースを落とさなければならないのだろうか。写真だけなら銀塩フィルムのカメラの方が安かったのかなあと、そんなことを思った。
(2016/9/26 05:00)