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[ 自動車・輸送機 ]
(2016/9/26 05:00)
日立製作所は自動車制御システムの安全性を自動検証する手法を開発した。設計者ごとに異なる安全要件の記述を簡略化してパターン化し、記述が正しいかの確認と、類似システムなどの検証を効率化する。電動パワーステアリング(EPS)の場合、検証時間は従来比約10分の1ですむ。2017年までに日立オートモティブシステムズが導入、外販も検討する。自動運転車では制御システムが膨大になり、作業効率向上が求められている。
日立製作所と日立オートモティブシステムズが共同開発した。自動車制御システムは不具合が発生した場合に危険を回避する機能安全を持たせることが国際標準規格「ISO26262」で定められている。このため安全要件の検証はシステム開発には不可欠だ。
自動検証ツールは、安全要件の概略を示した「上位要件」と上位要件を満たすために必要なハードやソフトウエアの構成・処理の詳細を示した複数の「下位要件」を、従...
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(2016/9/26 05:00)
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