[ ICT ]
(2016/10/25 14:30)
(ブルームバーグ)米ツイッターは広範囲な人員削減を計画しており、今週中にも発表する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
同関係者によると、同社は従業員の約8%に相当する300人前後を削減する可能性があり、これは共同創業者のジャック・ドーシー氏が最高経営責任者(CEO)に復帰した昨年の人員整理と同規模。計画は依然流動的で、人数は変更される公算があるという。同関係者が同社の未公表の計画について匿名を条件に語った。
関係者1人によると、同社が27日に7-9月(第3四半期)決算を公表する前に人員削減が発表される可能性がある。ツイッターの担当者はコメントを控えた。
赤字続きのツイッターは売り上げの伸びが鈍化する中、支出抑制に務めている。同社は最近、身売りの可能性を探るため複数の銀行を雇ったが、同社買収に関心を示していたセールスフォース・ドットコムやウォルト・ディズニー、アルファベットなどの企業はその後、手を引いた。
ツイッターは赤字の継続に加え、株価がこの1年で40%下落したことで、株式によるエンジニアへの報酬支払いがさらに難しくなった。このためアルファベット傘下のグーグルやフェイスブックといった同業他社との人材獲得競争でさらに厳しい状況に追い込まれている。人員を削減すればこうした圧力がやや和らぐことになる。
原題: Twitter Said to Plan Hundreds More Job Cuts as Soon as This Week(抜粋)
(2016/10/25 14:30)