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(2017/1/12 05:00)
「第14回キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)中部」の大賞に、名古屋大学の鈴木雄也さん、名大大学院の新居舜さんの「学生とアカデミアが出会う、日本の研究室まとめサービス」が選ばれた。国内の大学の研究室検索サービスで、所属する学生の声を掲載し、研究室の活動を具体的にイメージできる情報を提供する。
研究分野などのキーワードを使って検索すれば、複数の研究室を比較検討できる。将来は会員制交流サイト(SNS)に移行し、サイト内に広告を掲載するなどして収益化につなげる。
特別賞中部経済産業局長賞を受賞した、北陸先端科学技術大学院大学の林千晴さんの「介護福祉施設向けレクリエーション『ジオラマすごろく回想法』」は、認知症予防に一定の効果があるとされる回想法をすごろくに落とし込んだ高齢者の自立支援用ゲームアプリ。過去を思い返せる写真、オブジェクトを用いて、ゲーム進行はタブレットを使う。介護現場のICT(情報通信技術)化を促し、介護士の負担軽減にもつながる。
鈴木さんと新居さん、林さんは全国大会に出場する。表彰式は31日に名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで行う。その他の受賞者は次の通り(敬称略)。
▽特別賞中部経済連合会会長賞=スマホを使った一人称視点の動画撮影機構〜スマホ目線カメラ化装置の開発と販売(南山大学・鈴木翔太、伊藤貴俊、三浦奈々花)▽同名古屋商工会議所会頭賞=あそぼっくす〜片付けまでが遊び(中京大学・長谷川航、岡本奈々、小笠原七海、前田和真)▽同日刊工業新聞社賞=公共施設等の混雑状況確認サービス いまチェキ(南山大学・石田温香)▽同名古屋産業人クラブ会長賞=人工知能によるスマート解析予測プラットフォーム(名古屋大学・三野稜太、大越拓実)▽奨励賞=バーチャイルドケア(中京大学・吉村優希、加田聖貴)▽努力賞=学生レンタル〜悩める学生たちを救え(中京大学・岩瀬奨之、国吉弘貴、福田真理奈)、knock de make(愛知淑徳大学・野崎礼子、苅谷悠、野村春花、二村裕香乃)
(2017/1/12 05:00)